更新日:2025年4月4日
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2025年3月4日 江戸川区と日本財団が就労困難者の支援で連携協定11日
江戸川区は11日(火曜日)、「公益財団法人日本財団(理事長:尾形武寿/港区赤坂1)と、様々事情により就労に課題を抱えている方の安定的な就労に向けた支援に関する連携協定を締結します。両者の連携により福祉サービスに依存しない就労環境を構築することで、就労困難者の経済的な安定を図ります。
障害者の収入の多くは障害年金で、作業による工賃は月額15,000円程度です。支出に趣味や娯楽に使う費用を含めると生活費が不足します。区が2021年に行ったひきこもり実態調査においても、回答した全体の6割を超える方が収入や生活資金に不安を抱えていることがわかっています。区ではこれまで、高齢者や障害者などを就労に結び付ける「一般社団法人みんなの就労センター」の開設や、ひきこもり当事者の就労場所を確保するための駄菓子屋の運営などをしてきました。今後も、障害者については親亡き後を見据えて賃金のアップを図るとともに、就労困難者には就労機会の拡大をさらに進めていくこととしています。
今回の連携は、就労に何らかの課題や障害を抱えて、不安定な就労環境となっている人への支援に力を入れる日本財団と区の両者の想いが一致して取り組む都内で初めてとなる協定です。支援の対象者は、障害者とひきこもり、若年性認知症、難病、刑余者などで、働く意欲があっても就労するのに課題を抱えている人です。両者の連携により、適性や能力に応じた就労へとつなげ、一般就労を目指します。具体的には、みんなの就労センターにおける専門的な相談体制を強化するとともに、一般企業などの就労先を開拓します。また、就労経験の少ない相談者を訓練が受けられる事業所へつなぎ、受け入れた事業所には報酬を支給します。さらに、区有地を活用した「(仮称)デジタルセンター」を開設し、就労場所をつくります。行政や民間企業から受注を受け、紙文書をデジタルデータとして保存する作業を担います。
当日(11日)は午後3時から、江戸川区役所本庁舎(中央1丁目)で連携協定の締結式を開催。江戸川区斉藤猛区長、日本財団尾形武寿理事長が出席します。協定書への署名後、記念撮影及び質疑応答に応じます。
取材を希望する報道機関の皆さまは、報道係(電話:03-5662-0402)へご連絡をお願いします。
区と日本財団との包括的就労支援に係る連携協定締結式
【日時】
2025年3月11日(火曜日)15時~16時 (注)開始5分前までに集合願います。
【会場】
江戸川区役所特別応接室 (江戸川区中央1丁目4番1号)(注)受付:3階1番広報課報道係
【次第】
- (1)協定内容の説明
- (2)各代表挨拶
- (3)協定書署名
- (4)記念撮影
- (5)質疑応答
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