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更新日:2025年3月6日

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2025年3月6日 金魚のふるさと江戸川区で「初競り」開催

春を告げるえどがわの風物詩

金魚の三大産地として知られた江戸川区。関東近県の生産者が丹精込めて育てた金魚の初競りが本日(6日)、東京都淡水魚養殖漁業協同組合(船堀7丁目)で行われ、「和金」や「琉金」など約20種・約2万匹が競りにかけられました。

江戸川区内での金魚の養殖は、明治時代末期から始まったと言われています。1940年頃に生産最盛期を迎え、愛知県弥富市、奈良県大和郡山市と並ぶ、金魚の日本三大産地として数えられました。区内産の金魚は全国大会で受賞するなど、良質な産地として高い評価を得てきました。毎年7月に開催されている「江戸川区特産金魚まつり」には、区内外から5万人を超える金魚愛好家らが来場。現在は、区内に2軒の養殖業者を残すのみとなりましたが、「金魚のふるさと」として今もなお健在です。

初競り

本日(6日)午後1時30分に始まった初競りには、都内や千葉、神奈川などから仲買業者ら約10人が参加。金魚が入った活舟が競り場に運ばれると、競り人の「さあ、いくら!」という威勢の良い掛け声を合図に競りが始まりました。今年は「和金」や「琉金」など、関東近県の生産者が育てた約20種・約2万匹が出品。1匹あたりの単価を表す「ちょうまる」や「てんがん」など業界独特の符丁を使って、和やかな雰囲気ながらも真剣な表情で競り落としていきます。多いもので約1000匹の金魚が泳ぐ活舟には、仲買業者の屋号を書いた札が投げ入れられ、次々と落札されました。また、競り場にはメダカが入った袋も並べられ、「シロメダカ」や「楊貴妃」など約20種・2万匹以上が競り落とされました。

同組合の堀口英明(ほりぐちひであき/73歳/堀口養魚場(春江町5丁目))組合長は、「去年よりも多くの金魚が出品され、活気ある初競りになりました。夏に向けて市場を盛り上げ、多くの人に金魚に親しんでもらいたい」と話しました。

落札された金魚は、首都圏を中心とした小売店等に卸され、鑑賞用や金魚すくい用として販売されます。同組合では、「金魚の初競り」を毎年3月の第一木曜日に開催。この日を皮切りに11月末の終競りまで定期的に競りを開催します。見学は無料です。

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