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更新日:2025年3月18日

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2025年3月18日 金魚の魅力が詰まった「きんぎょのーと」完成

区で初制作 地域の伝統産業を伝える冊子

金魚の三大産地として知られた江戸川区。区の伝統的な産業の金魚を多くの子どもたちに知ってもらおうと、区内における金魚養殖の歴史や金魚の魅力を伝える子ども向けの冊子「きんぎょのーと」を制作しました。区が金魚の魅力をPRする冊子を制作するのは初めて。4月から区立小学校の3年生を対象に配布するほか、区役所や図書館などの窓口で配布します。

きんぎょのーと

江戸川区内における金魚の歴史は古く、明治末期から養殖が始まったと言われています。1940年頃には生産最盛期を迎え、区内23軒の養殖業者で約5,000万匹を生産。江戸川区は、愛知県弥富市、奈良県大和郡山市と並ぶ金魚の日本三大産地の一つとして知られました。昭和30年代に急速な都市化が進むと、養殖業者は区内から関東近県へ移転。現在は2軒の養殖業者を残すのみとなりました。それでも江戸川区産のリュウキンは「全日本金魚品評会」で最高賞を受賞するなど、良質な産地として高い評価を得てきました。また、毎年7月に開催されている「江戸川区特産金魚まつり」には、全国から4万人を超える金魚愛好家らが来場し、「金魚のまち」として今もなお健在です。

「きんぎょのーと」は、区の伝統的な産業である金魚を次世代に継承しようと、区が初めて制作しました。区内における金魚養殖の歴史や区特産の金魚の特徴などを写真とイラストを使って子どもたちにもわかりやすく紹介しています。観察した金魚の特徴や絵を記録できる欄を設けるなど、冊子を使って楽しみながら学べるよう工夫しました。水槽の準備や清掃、餌のあげ方など、初めてでも安心して金魚を飼育できる方法も解説。飼育を楽しむポイントなど幅広く伝えています。多くの子どもたちに気軽に手に取ってもらえるよう、表紙には区特産の金魚応援キャラクター「えど金ちゃん」を採用するなど、親しみやすいデザインとしました。地域の歴史や産業を学び始める小学校3年生をターゲットにしており、課外授業などで活用しやすくしています。また、裏表紙は「江戸川区特産金魚まつり」でスタンプラリーを楽しめるスタンプ台紙となっており、金魚の魅力を余すところなく伝える一冊になっています。

「きんぎょのーと」(B5判・全12頁)は20,000部を制作。区立小学校の3年生約6,200人のほか、区役所や図書館などの窓口で配布します。また、金魚のことをより詳しく知りたい人のために、日本における金魚の歴史や金魚の種類が増加した背景などの解説を追加した「電子版 きんぎょのーと(全18頁)」も掲載しています。

産業経済部産業振興課の木村浩之(きむらひろゆき)課長は、「区の伝統的な産業である金魚養殖の文化と伝統を次世代に残せるよう、金魚の魅力を多くの子どもたちに発信していきたい」と話しました。

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このページはSDGs推進部広報課が担当しています。

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