緊急情報

現在情報はありません。

更新日:2023年11月28日

ページID:50183

ここから本文です。

2023年(令和5年)11月28日 区内園芸農家で「ポインセチア」出荷最盛期

季節を華やかに彩るクリスマスフラワー

区内で花卉園芸を営む中乃園(代表:石井淳一/いしいじゅんいち/鹿骨5)では、クリスマスを華やかに彩る色鮮やかな「ポインセチア」の生産が最盛期を迎えています。

ポインセチアは、メキシコ原産のトウダイグサ科の常緑低木。花軸と苞(ほう)が変形してできた杯状の内部に花を持つ「杯状花序(はいじょうかじょ)」と呼ばれるトウダイグサ科特有の花を形成し、熱帯地域などでは3~5mの高さまで成長します。短日植物で着色期が12月にあたり、花の周りの赤い苞葉(ほうよう)と濃い緑の葉のコントラストが美しく、日本でも「クリスマスフラワー」として親しまれています。

同園のポインセチアは、アサガオの栽培が終わる7月下旬から栽培開始します。初めに、吸水スポンジに挿し木し、発根したものを鉢に移植。より多くの枝を育てるため、2週間~3週間後には一度枝を切り、分岐させます。以降、3か月~4か月にわたって、水やりやビニールハウス内の室温などを細かく管理。夏の暑い時期は日除けをし、寒くなってきたら暖房を入れてハウス内の温度を20度に保つなど、植物にストレスを与えないように管理を徹底しています。今年の猛暑の影響で、頻繁な水やりや、日除けを設置したままにする必要があったものの、これまでよりも花丈が高く成長し例年通り無事に生産することができました。ポインセチア

今年は、深い赤色の苞葉が上向きに展開する「ジェスターレッド」を300鉢、「ジェスターレッド」と純白の苞葉が目を引く「フローズン」を切り花用に合計1,150鉢分を生産。同園では、暑さや寒さに強く丈夫な新品種「プリンセチア」も栽培しており、幾重にも重なる苞葉が美しい「ローザ」など、ピンク色や白色の苞葉を持つ4種類160鉢分を切り花用に生産しました。

本日(28日)、石井さんは切り花用のポインセチアを一本一本丁寧に切り取るなど、出荷に向けて準備を行っていました。切り花は1本ずつラッピングを施し、束ねてから箱詰めをして出荷します。石井さんは、「今年も色鮮やかなポインセチアを生産することができました。日陰に置いておけば、クリスマスが終わっても美しい苞葉が楽しめると思います」と話しています。

ラッピングされた切り花は大田市場に出荷され、主に都内の花屋で売り出されます。切り花の出荷は12月半ばまで続き、鉢は12月初旬までに市場や花屋に出荷される見込みです。

このページに関するお問い合わせ

このページはSDGs推進部広報課が担当しています。

トップページ > シティインフォメーション > 広報・広聴 > 報道発表(プレスリリース) > 2023年(令和5年) > 11月 > 2023年(令和5年)11月28日 区内園芸農家で「ポインセチア」出荷最盛期

  • LINE
  • Instagram
  • X
  • Facebook
  • YouTube
  • えどがわ区民ニュース