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更新日:2023年11月20日

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2023年(令和5年)11月20日 手芸教室のボランティアが特養入所者に「靴下カバー」を寄贈

色もデザインも様々 心温まる贈り物

区内で手芸教室を開く吉田春恵(よしだはるえ)さんが22日(水曜日)、冬の厳しい寒さをしのいでもらおうと手編みの靴下カバー200足を、区内の特別養護老人ホーム2か所の入所者に寄贈します。今年で34回目。

吉田さんが靴下カバーの寄贈を始めたのは、区内で手芸教室を開いてから15周年を迎えた1990年。教室で余った毛糸を組み合わせ、靴下の形状に手編みし、特別養護老人ホームに入所している高齢者に届けました。後日、入所者から「ありがとう」「大事に履きます」などと綴られた心温まるお礼の手紙を受け取ったことが励みになり、この活動を続けることを決意しました。以来、教室の生徒や友人らと一緒に製作に取り組んでおり、今年で34回目を迎えます。区内の福祉施設を中心にこれまでのべ100か所以上に寄贈を行ってきた吉田さんは、国内各地で自然災害が発生するたびに、被災地の高齢者施設にも寄贈。阪神淡路大震災では神戸市に、東日本大震災では宮城県、福島県などの特別養護老人ホームに、靴下カバーを贈り続けてきました。その後も、2019年の台風19号の際は福島県いわき市の介護老人保健施設に寄贈したほか、今年3月にも東日本大震災で被災した福祉施設に50足贈っています。

今年の靴下カバーは、吉田さんと手芸教室に通う生徒や友人の4名で200足を製作。保温効果が抜群の純毛の毛糸ですが、今年は連日の猛暑で手の汗がにじむことから、製作には一苦労でした。ピンクや水色など色鮮やかなものから、茶色や深緑色などシックなものまで、色のバリエーションも様々。編み方を変えたり、履き口に異なる色で切り替えを施したりと、デザインもこだわっています。大きさは24cmほどで、着脱する際に伸縮することから履きやすいのが特徴です。製作には、手芸教室の講師を務める吉田さんでも1足あたり約6~7時間かかることもありますが、家事や仕事をこなしながら、一年中編み続けてきました。

吉田さん

今年も、感染症などの拡大防止のため、高齢者施設の入所者に直接手渡しすることは叶いませんでしたが、22日(水曜日)に区内の特別養護老人ホームの「暖心苑(北葛西4丁目)」と「瑞江ホーム(瑞江1丁目)」の2か所に寄贈します。

吉田さんは、「施設の入所者からの喜びの声に元気をもらって、ここまで長く続けることができました。今年も直接手渡すことができず残念ですが、いつか会える日を楽しみに、命ある限りこの活動を続けていきたい」と話しました。

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