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更新日:2023年4月21日

ページID:44071

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2023年(令和5年)4月21日 区内で初めて、火災検知システムの運用を開始

AIを活用し火災による被害を最小限に

江戸川区は、高所カメラで撮影した画像からAI(人工知能)が煙を検出し、火災の発生を区防災担当者に通知する火災検知システムの運用を4月から開始しました。火災発生時の迅速な情報収集により、区民に向けた素早い避難の呼びかけなどを可能にし、火災による被害を最小限に抑えることが期待できます。

区ではこれまで、区民や消防署などからの情報を受けてから、火災の状況を確認していたため、被害状況の収集や区民への情報発信に時間を要していました。区では、AIによる火災発生時の迅速な情報収集を可能にすることで、火災による被害を最小限に抑えるため、火災検知システムの導入を決めました。

今回運用を開始した火災検知システムは、キヤノンITソリューションズ株式会社(東京都港区港南2丁目/代表取締役社長:金澤明)が開発。カメラで撮影した画像から人工知能を活用して煙を検出した場合にメールで通知する仕組みです。煙の検出の際は、蓄積されたデータからAIが画像を解析し、事象を素早く判別します。データが蓄積するにつれて、判別の精度を高めることができます。

高所カメラ

今回、区では、クラウドシステムと連動した監視カメラを「タワーホール船堀(船堀4)」展望塔(約120メートル)に2台設置。同社では、全国初の取り組みです。システムは、火災と判断した場合に、区防災担当者に画像付きで通知。画像を活用して庁内での情報共有を行うことができるため、迅速な初動対応が可能になります。また、火災の発生を24時間365日自動監視することが可能になることから、職員が常駐するといった負担も軽減されます。さらに、防災行政無線や区防災アプリを活用して、区民への素早い避難情報の発信を行うことで、火災による被害拡大を抑制します。

危機管理部防災危機管理課の藤川課長は「火災の検知にAIを活用することで、地域の防災・減災を推進します。今後も災害対応力の向上を目指し、デジタル技術の活用を検討していきます」と話しています。

また区では、「区防災アプリ」に防災行政無線で発信する情報を文字と音声で視聴できる機能を新たに追加。プッシュ通知による配信や多言語対応(英語・中国語・韓国語)が可能なため、外出時や防災行政無線が聞こえない聴覚障害者などへも正確で迅速な情報発信が可能になりました。

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