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更新日:2021年6月25日

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2021年(令和3年)6月25日 区無形民俗文化財「茅の輪くぐり」で無病息災

”地元住民がコロナ収束を願う”

カヤで作った大きな輪を八の字にくぐり、無病息災や疫病退散を願う行事「茅の輪(ちのわ)くぐり(区指定無形民俗文化財)」が本日(25日)、北野神社(北小岩3丁目)で行われました。

「茅の輪」をくぐる氏子ら同神社は、江戸時代に北小岩にあった稲荷神社(祭神:倉稲魂命(ウカノミタマノミコト))と北野神社(祭神:菅原道真)の2社を1909年に合祀した旧伊予田村(現北小岩3丁目・4丁目)の鎮守。1964年には、一里塚にあった須賀神社(祭神:素戔鳴尊(スサノオノミコト))も合祀され、現在は御祭神三柱が祭られています。

「茅の輪くぐり」は別名「夏越大祓(なごしのおおはらえ)」とも言われ、毎年6月25日の例祭日に行われる夏越しの行事。「蘇民将来(そみんしょうらい)伝説」に由来する神事で、かつては須賀神社の年中行事として行われていましたが、北野神社に合祀されて以降、この地で行われるようになりました。昔ながらの貴重な作法を現代に伝える民間の習俗として、1981年には区無形民俗文化財に指定。現在も氏子たちにより受継がれています。

北野神社で使用される「茅の輪」は、直径約3メートル。氏子ら約10名が今月21日に江戸川沿いでカヤの刈取りを行い、少しずつ束ねながらひとつの輪に仕上げました。境内の鳥居に結びつけられた「茅の輪」を、家族の氏名や年齢などを記入した大きさ10センチメートルほどの人形(ヒトガタ/人の形に切り抜いた紙)を持って八の字に3回くぐり、その人形を納める際に受取るカヤと御札を自宅の玄関などに置いておくと「魔除け」になると言われています。

昨年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い中止。今年は参加者数を減らして、感染症対策を講じたうえで実施しました。本日(25日)午後3時に行われた神事では、氏子ら8人が距離を取って参拝しました。

例年、参拝に訪れているという区内在住の女性は、「コロナの収束と家族の健康を願いながらくぐりました」と話していました。

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