緊急情報

現在情報はありません。

更新日:2021年6月16日

ページID:26880

ここから本文です。

2021年(令和3年)6月16日 「みんなのえどがわ大会議」対話型ミーティング開催

“2100年の未来に向けて、理想の江戸川区を考える”

誰もが安心して自分らしく暮らせるまちの実現に向けて、今年度末を目途に、2100年の未来を見据えた長期的な構想「(仮称)江戸川区共生社会ビジョン」の策定に取り組む江戸川区。多様な意見を踏まえて理想の将来像を考える「みんなのえどがわ大会議」の対話型ミーティングが15日からオンラインで開催され、斉藤区長と参加者が意見交換を行っています。

共生社会の実現には、その目標を一にする「SDGs」(国連が掲げる持続可能な開発目標)の達成が不可欠。この考えに基づき、区は、昨年10月に様々な分野の有識者が専門的見地から助言等を行う会議体「えどがわ未来カンファレンス」を設置し、今年度末までに両者を包含する中長期を捉えた提案を取りまとめる予定です。また「SDGs推進センター」の開設など全庁的な推進体制や「海抜ゼロメートルのまち」をテーマとした提案内容の先進性が評価され、本年5月には国から「SDGs未来都市」に選定されたところです。さらに現在開会中の区議会に共生社会の実現を図る区の責務等を規定した条例案を上程しており、これらの取り組みを土台にして、「(仮称)江戸川区共生社会ビジョン」は、今後の区の基本的な方針を示すものとなります。

同ビジョンの策定にあたり見据えたのは、2100年の未来。今日生まれた赤ちゃんが80歳になる頃には、70万人をピークに区の人口は45万人にまで減少し、これに伴い区の収入や行政を担う区職員数も現在の6割強になる見込みです。このまま工夫も改善も行われなければどんな将来が待っているか。区はこれを「成り行きの未来」と称して、昨年度1,374の全ての事務事業を調査。この結果、学校の建て替えや公園の安全を保つことが困難になるなど、私たちの暮らしやまちの景観、災害への備えに大きな影響を与えることが見えてきました。

この「成り行きの未来」を明るい未来に変えようと、区は同ビジョンの策定に向けて、理想の将来像を区民らと一緒に考える「みんなのえどがわ大会議」を展開。目指すべき区の姿について、本年4月の広報誌などで広く募集したところ、小中学生から80代までの幅広い世代から約7,900件の意見が集まりました。今回、実施するのは「対話型ミーティング」。関係機関からの推薦に基づき、若年者、高齢者、働く女性、育児中の保護者、LGBT、障害者、外国人など27名の様々な立場の方と、斉藤区長が3日にわたって意見交換を行います。なお来月には区議会議員や関係団体が集まって議論を交わす「ワークショップ」を開催し、多様な意見を反映させようとしています。

15日(火曜日)午後6時、区役所本庁舎と、中学生や高齢者、障害を持つ子の親など9人の参加者の自宅などをオンラインでつないで開催。区内の専門学生の女性は、「天空の街 江戸川区」を提案して、「水害に強いまちづくりには、高い建物を増やすなど、もっと上の空間、すなわち空を有効活用した生活を考えるべき。お年寄りや若者も支え合いながら新たな環境に対応できるのではないか」と述べました。これを受けて斉藤区長は、「ドローンの活用などにより、生活空間が広がりつつある。2100年には当たり前になっているかもしれないし、もっと人の心持ちもおおらかになれるのではないか。決して夢みたいな話ではなく大切な視点だと考える」と話しました。参加者からは「多くの人が憩う場所や楽しい催し」、「思いに共感した区民が行動を起こせるよう、相互に支え合う区独自の仕組み」などが提案され、斉藤区長は一つひとつに真摯に耳を傾けるとともに、頂いた意見を踏まえて2100年の未来につなげていきたいと伝えました。なお対話型ミーティングは、18日(金曜日)まで開催されます。

このページに関するお問い合わせ

このページはSDGs推進部広報課が担当しています。

トップページ > シティインフォメーション > 広報・広聴 > 報道発表(プレスリリース) > 2021年(令和3年) > 6月 > 2021年(令和3年)6月16日 「みんなのえどがわ大会議」対話型ミーティング開催

  • LINE
  • Instagram
  • X
  • Facebook
  • YouTube
  • えどがわ区民ニュース