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更新日:2021年6月10日

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2021年(令和3年)6月9日 「江戸川区食品ロス削減推進計画」策定

江戸川区は、食品ロス削減に向けた取り組みを一層推進するため、「江戸川区食品ロス削減推進計画」を策定しました。単独の計画としては23区初。SDGsの視点を踏まえ、区や区民、関係団体・事業者らが連携して、2030年度までに区内の食品ロス量を2010年度比で半減することなどを目標に掲げています。

2019年10月に施行された「食品ロス削減推進法」では、食品ロスの削減に関して、国や地方公共団体等の責務や消費者の役割を明らかにするとともに、相互に連携を図りながら協力するよう努めることを求めています。また、都道府県や市町村に対しては、地域特性を踏まえた取り組みを進めるため、計画の策定を努力義務としており、国や都では2030年度までに、食品ロス量を2000年度比で半減させることを目標に設定しています。

江戸川区における2019年度の食品ロス量の推計は、7,483トン(家庭系5,625トン、事業系1,858トン)で、2010年度の8,546トン(家庭系6,534トン、事業系2,012トン)に比べて減少傾向です。また、「江戸川区民世論調査(2020年度)」では、「食品を無駄にしないための何らかの取り組みをしている」人の割合は7割を超えており、削減に対する意識が向上しています。しかし、区が実施した家庭ごみ組成分析調査によると、家庭から排出される生ごみのうち、約2割が食品ロスであることが分かっており、さらなる削減が求められます。

区では2016年度から、宴会の開始30分間と終了10分間を自席で飲食することを呼び掛けるなどの「30(さんまる)・10(いちまる)運動」や、食べ残しの削減に取り組む店舗を登録する「食べきり推進店」、余剰食材を有効利用する「食べきりレシピ」の紹介、えどがわエコセンターなどで未利用食品を回収して支援が必要な方に提供する「フードドライブ」などの「えどがわ食べきり推進運動」を全区的に実施してきました。また、区内では民間団体によるフードバンクが発足されるなど、官民一体となった取り組みを進めています。

本計画はSDGsの視点を踏まえ、区や区民、関係団体・事業者等が連携しながら、主体的に食品ロスの削減に取り組み、食べ物を無駄にしない意識の醸成と定着を図ることが目的。「食べきり推進店」を区内全飲食店に拡大するなどの取り組みにより、2030年度までの10年間に、区内の食品ロス量約8,500トン(2010年度)を、約4,000トンまで減少させるほか、全ての区民が削減に取り組むことを目標に掲げています。また、こうした取り組みを総合的に推進するため、区民や関係団体・事業者等とつくる「(仮称)食品ロス削減推進会議」を開催し、目標の達成を目指します。

環境部加山均参事は、「2050年には食品ロス発生量が実質ゼロとなるように、区民や関係団体・事業者の皆様と緊密に連携しながら、食品ロスの一層の削減に取り組んでいきます」と話しています。

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