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更新日:2021年6月23日

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2021年(令和3年)6月23日 「区特産アサガオ」出荷準備大詰め

“朝顔まつりが中止となる中、ネット通販などに活路”

「入谷朝顔まつり(朝顔市)」などが中止になる中、限られた販路を活用しようとネット通販などを対象として、区内の園芸農家では、区特産のアサガオの出荷に向けた準備作業が大詰めを迎えています。

江戸時代末期頃から続く園芸農家「有限会社江戸川園(鹿骨4丁目)」では、寒い時期の2月からアサガオの土づくりをはじめます。5代目となる半谷善之(入谷朝顔組合長)さんが4月に種をまき、ひと月ほど苗床で育てます。その後、4色の苗を組み合わせ一つの鉢に植え替えを行い、温度管理に気を配りながら成長を待ちます。暑い日には一日で5センチ以上つるが伸びるため、出荷直前の一か月間は早朝の朝5時から午後7時頃まで、半谷さん一人で作業をこなし、丹精込めて育てています。

例年7月6日~8日の開催が恒例となっている「入谷朝顔まつり(朝顔市)」。周辺の植木屋の廃業により、同まつりは一度姿を消してしまいましたが、1948年、地元住民らが復活させようと、切り花の生産が盛んな江戸川区の園芸農家に生産を依頼。まつりに並ぶ約10万鉢のアサガオの約6割は江戸川区産のアサガオです。

新型コロナウイルス感染症の影響により、昨年に引き続き、「入谷朝顔まつり(朝顔市)」や区内で行われる「小岩あさがお市」は中止に。入谷朝顔組合長でもある半谷さんによると、単価も一定で安定した売り上げを望めるまつりへの出荷がなくなることは、園芸農家にとって影響が大きく、中には一部生産を見合わせた農家もあるとのこと。それでも同園では、窮状を知ったお得意さんからお中元用の注文などが入ったため、例年よりも生産量は抑えつつも、昨年と同様に「二ホンアサガオ」など800鉢ほどを用意する見込みです。

江戸川園では本日(23日)、半谷さんが出荷準備のため、蕾に栄養が行き届くよう花を摘む「花摘み」や、伸びたつるを行灯(あんどん/つるを絡ませるための円柱形の骨組み)に巻き付ける「つる巻」など機械ではできない細かな作業を行っていました。4色一鉢2,000円(税込・送料別)から販売。色の指定はできませんが、どんな花が咲くのかと成長を観るのも楽しみの一つです。半谷さんは「今年は気温の高い日が多かったので、例年よりも花つきは良く、長く楽しめる。アサガオを育てて、昔ながらの自然の涼しさを感じてほしい」と話していました。

注文を希望される方は、「入谷朝顔まつり(朝顔市)」ホームページをご確認ください(注文の受付けは、7月4日正午までにご入金された方に限ります)。

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