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更新日:2021年9月2日
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辻内彩野選手が東京2020パラリンピック競技大会で、初のパラリンピックに挑みました。今大会4種目に出場した辻内選手は、力強い泳ぎを披露し、3種目で入賞を果たしました。さらに自身のもつ日本記録を2つ更新し、混合リレーでは他選手とともにアジア記録も更新しました。パラリンピックという大舞台で自身の記録を超える泳ぎを見せた辻内選手。今後の活躍にも大注目です!
【結果詳細】
令和3年5月24日(月曜日)、東京2020パラリンピック競技大会における水泳競技の日本代表推薦選手が発表され、江戸川区在住の辻内彩野選手の大会出場が内定しました。辻内選手は第37回日本パラ水泳選手権大会の女子50メートル自由形にて派遣標準記録を突破、辻内選手の活躍を応援しましょう!
写真:YUTAKA/アフロスポーツ
(C)越智貴雄/カンパラプレス
辻内選手は江戸川区で生まれ育ったアスリートです。両親が競泳選手だったこともあり、幼いころから水泳が身近にあった辻内選手は小学生で水泳を始め、高校時代はインターハイにも出場しました。
高校卒業を機に競技からは遠ざかりましたが、同時期に、視力が徐々に落ち始め、難病指定されている「黄斑ジストロフィー」との診断を受けました。
視覚障害者となった辻内選手をパラ水泳に導いたのは、同じ高校の水泳部に所属していた同級生でリオデジャネイロパラリンピック大会に出場した森下友紀選手の言葉です。
「パラにくれば?」
友人がくれたこの言葉は、辻内選手をパラ水泳に向かわせる大きな力となり、水泳を続けていた妹や、かつて指導を受けていたコーチの存在が辻内選手にアスリートとしての感情を再び芽生えさせることとなりました。
辻内選手はこれまでの競技経験を活かし、パラ水泳にデビュー後はジャパンパラ水泳競技大会などで大会新記録や日本新記録を連発、一躍注目を集める選手へと駆け上がりました。その後も、多くの世界大会に出場しメダルを獲得、現在は複数の種目で日本記録とアジア記録を保持しています。
パラ水泳は障害の種類や程度によって競技・泳力に影響が及ぶため、選手たちは影響の度合いに応じたクラス分けがなされ、それぞれのクラスで順位を競います。辻内選手のクラスは視覚障害のS13・SB13・SM13です。
写真:YUTAKA/アフロスポーツ
令和3年6月、ドイツのベルリンで開催されたパラ水泳のワールドシリーズに、辻内選手が出場しました。辻内選手は複数種目で出場、200メートル自由形では自身が持つアジア記録を更新し、50メートル背泳ぎでは自身3つ目となるアジア記録を樹立するなど素晴らしい成績を収めました。
東京2020パラリンピック競技大会での、辻内選手の活躍も楽しみですね。
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