更新日:2026年3月10日
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2026年3月10日 旧江戸川区役所文書庫が区文化財に指定
東京大空襲の遺構として後世に伝える
東京大空襲の戦火の中を焼け残った貴重な建築物として、区が保存に取り組んできた旧江戸川区役所文書庫が、東京大空襲から81年となる10日(火曜日)、江戸川区指定有形文化財として告示・認定されました。
区では、区域内の文化財を保存・活用することで、区民文化の振興と発展などに貢献することを目的として、1980年に文化財保護条例を制定しました。現在、区の文化財として登録・指定あわせて243件認定されています。そのうち54件が指定有形文化財です。今回、東京大空襲の戦火の中を焼け残った旧江戸川区役所文書庫が、55件目の指定有形文化財として認定されることとなりました。
小松川さくら公園(小松川3丁目)内にある旧江戸川区役所文書庫は、1924年に南葛飾郡役所の倉庫として建設。鉄筋コンクリート技術の先駆者の一人である故中村鎮(なかむらまもる)氏の設計により建てられました。1932年の江戸川区誕生に伴い南葛飾郡より引き継ぎ、江戸川区役所の文書庫となりました。1945年3月10日の東京大空襲では、当時区役所のあった小松川・平井地区は甚大な被害に遭い、区役所本庁舎は全焼。隣接していた文書庫も炎に包まれましたが、焼け残って今日まで当時の姿をとどめています。建物の内部には、今も黒く焼け焦げた壁など戦火の
痕が残されています。
区は1988年、旧江戸川区役所文書庫を平和と文化の重みを伝える重要な遺産として、建物を修復し後世に残すことを決定。同年より建物文献調査や劣化調査を行い、建物の表面に防水処理を実施するなどの改修工事を実施しました。2005年にはひび割れの補修を行うなど、歴史的価値を損なわないように修繕し、保存に取り組んでいます。
同施設の竣工から100年が経過し、翌年は東京大空襲から80年の節目となる2024年、区は旧江戸川区役所文書庫を戦争の悲惨さや平和の尊さを次世代に伝える貴重な建築物として引き続き保存していくため、区文化財として登録・指定を目指すこととしました。江戸川区文化財保護審議会による調査や答申を経て、本日(10日)、指定有形文化財として告示・認定されました。今後は、区文化財としての価値を維持しながら建物の保存工事を行う予定です。隣接する小松川さくらホール(小松川3丁目)内の「江戸川区平和祈念展示室」とあわせて平和への啓発に活用していきます。
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