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更新日:2024年12月12日

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2024年12月12日 「魔法の文学館」来館者10万人突破

館長・角野栄子さんがサイン本や図録を贈呈

「魔女の宅急便」の作者で、江戸川区ゆかりの国際アンデルセン賞作家・角野栄子さんの作品の世界観を表現した区立施設「魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館/南葛西7丁目)」の来館者が本日(12日)、10万人を突破し、記念セレモニーが行われました。館長の角野さんから、10万人目となった親子に、記念に新作本などが贈呈されました。

幼少期から20代前半までを北小岩で過ごした角野さん。長年の業績が高く評価され、2018年に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる「国際アンデルセン賞作家賞」を受賞。翌年、区は「江戸川区区民栄誉賞」を創設し、偉業を称えました。区は、角野さんの作品と功績を多くの人に知ってもらうとともに、子どもたちが児童文学に親しみ、豊かな想像力を育む場になればとの思いから、昨年11月3日に旧江戸川沿いにある「なぎさ公園・展望の丘」に同館を開設しました。

建物は著名な建築家・隈研吾氏の設計によるもので、白いフラワールーフが特徴。館内は、魔女の宅急便の舞台「コリコの町」をイメージしたいちご色の世界が広がります。角野さんの代表作の人気キャラクターが壁一面に映し出されるプロジェクションマッピングや、角野さんの直筆原稿や絵具を展示した「栄子さんのアトリエ」などがあります。館内に配置された本棚には、角野さんが選んだ国内外の児童書や絵本約1万冊が並び、子どもたちの自主性を活かすため、あえて分類せずに配架されています。選んだ本をテラスや芝生広場などに持ち出し、好きな場所で読書をすることができます。旧江戸川を一望できる見晴らしの良いカフェでは、作品に登場するメニューなどが提供され、人気を集めています。現在、「魔女の宅急便」に出てくるキキの相棒・黒猫ジジが主人公の企画展「くろねこJIJI」(来年4月7日まで)を開催中で、子どもから大人まで多くの来館者で連日にぎわいを見せています。

10万人突破

本日(12日)午前11時30分頃、記念すべき10万人目の来館者となった親子が訪れると、笑顔で角野さんが出迎えました。角野さんから記念品として、今年10月に発売された角野さんの新刊「おばけのアッチ くるくるピザコンクール」のサイン本と図録が贈られ、記念写真を一緒に撮りました。10万人について「早いかな、早いと思います」と話した角野さんは、「デジタルと違って、紙はページの間に“魔力”があり、書いてあること以上の想像ができます。子どもの時に本が好きなら、大人になってもずっと好き。本の楽しさ、おもしろさを子どもも大人も体験してほしいです」と話しました。

10万人目となった女性は、「開館してからずっと気になっていて、今日初めて来ました。10万人目と言われて驚きましたが、子どもも本が好きなので嬉しいです」と笑顔で話しました。

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