更新日:2024年12月3日
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2024年12月3日 障害のある児童・生徒が動物とふれあい体験
移動動物園は都立特別支援学校で初、5日も実施
「江戸川区自然動物園(北葛西3丁目)」と「篠崎ポニーランド(篠崎町3丁目)」で飼育している動物たちと障害のある子どもたちがふれあう体験会が本日(3日)、「都立鹿本学園(本一色2丁目/校長:堀江浩子/全校児童・生徒:497名)」で開かれました。都立の特別支援学校に動物が“出張”する事業は今回が初めてです。
“移動動物園”と名付けられた事業は、動物とふれあう楽しさを知り、豊かな心を育んでもらおうと同校の提案によって実現しました。同校は今年5月、これまで動物にふれあえる機会が少なかったことから、「公益財団法人えどがわ環境財団」に飼育している動物の出張を依頼。区内のまつり会場などで乗馬体験を行っている「篠崎ポニーランド」のポニーや「区自然動物園」のウサギ、モルモットを学校に出張させることにしました。
本日(3日)10時、穏やかな晴天のもと、同校に臨時の移動動物園が開園しました。体育館では、モルモット15匹とジャンボウサギ1匹とのふれあい体験を実施。車いすに乗った子どもたちは、膝の上などにモルモットを乗せ、毛並みを優しくなでたり、嬉しそうにじっと見つめたりしていました。最初は緊張している様子でしたが、時折、笑顔も見られ、「かわいい」、「楽しかった」といった声が聞かれるようになりました。
また、校庭には、4頭のポニーが等間隔に並び、児童や生徒の来園を待っていました。飼育員の補助のもと、子どもたちは順番に大きな馬にまたがって、約20メートルの距離を周回したり、たてがみや背中を優しくなでたりして、動物たちのふれあいを楽しみました。
中澤絵麻(なかざわえま)副校長は、「動物とふれあうのは今回が初めてという子もいて、みんなこの日を楽しみにしていました。子どもたちの表情がいつもよりも豊かになったように見えました」と話しました。
本日(3日)は、児童や生徒251名がふれあい体験を実施。移動動物園は5日(木曜日)も同校で開催される予定で、236名が参加する予定です。
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