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更新日:2024年3月13日

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2024年(令和6年)3月10日 東京大空襲江戸川区犠牲者追悼式開催

東京大空襲から79年となる3月10日(日曜日)、「小松川さくらホール(小松川3丁目)」では犠牲者を追悼し恒久平和を願う「第36回東京大空襲江戸川区犠牲者追悼式(主催:東京大空襲江戸川区犠牲者追悼「世代を結ぶ平和の像」の会/会長:楠田正治(くすだまさはる)」が開催され、地域住民ら約130名が参加しました。

1945年(昭和20年)3月10日の東京大空襲では、未明の爆撃で辺り一面が火の海となり、見渡す限りが焦土となりました。本区における被害は、死者約800人、負傷者約5,800人、被害家屋約11,000戸、罹災者は約40,000人に上りました。

同会場のある小松川・平井地区は、区内で最も甚大な被害に見舞われました。区は1988年、戦火に焼け残った当時の「旧江戸川区役所文書庫(小松川3丁目)」を平和と文化の重みを伝える重要な遺産として保存修復を決定。翌年(1989年)の保存工事に合わせ、「第1回東京大空襲江戸川区犠牲者追悼式」が開催されました。また、1991年には平和の尊さを、世代を超えて語り継ぐため、区民らの浄財をもとに、戦災を体験した文化勲章を受章した彫刻家、圓鍔勝三(えんつばかつぞう)氏に制作を依頼した「世代を結ぶ平和の像」を区に寄贈。現在、小松川さくら公園(小松川3丁目)に建立されています。2018年、同ホール内に開設した「江戸川区平和祈念展示室」でも、遺族らから寄託された戦災資料を常設展示し、戦争の悲惨や平和の大切さを後世に伝えています。

3月10日(日曜日)午後2時から小松川さくらホールで行われた追悼式は、5年ぶりに式典を開催。全員で黙とうを捧げた後、主催者を代表して楠田会長があいさつしました。楠田会長は、「今、世の中は大変厳しい状況になっている。平和を長く続けることは難しいことですが、後世に伝える活動をこれからも継続して行きたい」と話しました。また、斉藤猛区長は、「二度と戦争の過ちを繰り返さないように、戦争の記憶と平和の尊さをしっかりと後世に伝えていきたい」と話しました。会場近くの「世代を結ぶ平和の像」前には献花台が置かれ、式典参加者らが次々と恒久平和への祈りを捧げました。追悼式に参加した女性は、「毎日のように戦争のニュースが流れ、とても悲しい気持ちでいっぱい。平和というものは簡単なことではないが、一日も早く平和な世の中が訪れて欲しい」と話しました。

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