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更新日:2024年3月7日

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2024年(令和6年)3月7日 金魚のふるさと えどがわで「初競り」開催

春を告げるえどがわの風物詩

金魚の特産地として知られる江戸川区。区内や関東近県の生産者が丹精込めて育てた金魚の初競りが本日(7日)、東京都淡水魚養殖漁業協同組合(船堀7丁目)で行われ、「和金」や「琉金」など約20種・約2万5千匹が競りにかけられました。

江戸川区内における金魚の歴史は古く、明治末期から養殖が始まったと言われています。1940年頃には生産最盛期を迎え、区内23軒の養殖業者で約5,000万匹を生産。江戸川区は、愛知県弥富市、奈良県大和郡山市と並ぶ金魚の日本三大産地の一つとして知られました。昭和30年代に急速な都市化が進むと、養殖業者は区内から関東近県へ移転。現在は2軒の養殖業者を残すのみとなりました。それでも江戸川区は良質な金魚の産地として名高く、日本一の金魚を決定する「日本観賞魚フェア」では、江戸川区産の「琉金」が品評会の最高峰である「農林水産大臣賞」を多数受賞。「江戸川琉金」としてブランド化され高い人気を誇っています。また、例年7月に開催されている「江戸川区特産金魚まつり」には、全国から4万人を超える金魚愛好家らが来場し、「金魚のまち」として今もなお健在です。

初競り

本日(7日)13時30分に始まった初競りには、都内や千葉、埼玉などから仲買業者ら約10人が参加。金魚が入った活舟が競り場に運ばれると、競り人の「さぁ、いくら!」という威勢の良い掛け声を合図に競りが始まりました。今年は「和金」や「琉金」など、関東近県の生産者が育てた約20種・約2万5千匹が出品。1匹当たりの単価を表す「ちょうまる」や「てんがん」などの業界独特の符丁を使って、和やかな雰囲気ながらも真剣な表情で競り落としていきます。多いもので約1000匹の金魚が泳いでいる活舟には、仲介業者の屋号を書いた札が投げ入れられ、落札されました。

同組合の堀口英明(ほりぐちひであき/72歳/堀口養魚場(春江町))組合長は、「7月の最盛期に向け市場を盛り上げるとともに、多くの人に金魚の魅力を発信していきたい」と話しました。

落札された金魚は、首都圏を中心とした小売店等に卸され、観賞用や金魚すくい用として販売されます。同組合では、「金魚の初競り」を毎年3月の第一木曜日に開催。この日を皮切りに11月末の終競りまで定期的に競りを開催します。見学は無料です。

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