2024年(令和6年)3月5日 区公式ホームページをリニューアル

全国初！チャットGPTによるサイト内検索を導入

江戸川区は、自治体として全国で初めて、区公式ホームページのサイト内検索に生成AIを活用した対話サービス「チャットGPT」を導入しました。サイト内のデータをまとめて、簡潔な文章で回答することで、必要な情報を即座に提供できます。

区公式ホームページは2000年4月に運用を開始。120か国語への変換に対応することができる自動翻訳機能や子育てやごみの分別などへの問い合わせ対応にチャットボットを導入するなど、区民の利便性の向上のため機能拡張を重ねてきました。一方で、サイト内には約1万6000ページにのぼる情報があり、“欲しい情報にたどり着けない”といった声が多くありました。そのため区では、シンプルな構成で操作性を改善するとともに、AIを活用した検索性を向上させるリニューアルを行いました。

今回のリニューアルでは、ユニバーサルフォントを導入したほか、表示アイコンをシンプルにし大きなアイコンに変更。目的別のカテゴリや最新情報をトップページの上部に大きく配置することで、使用端末にかかわらず、見やすく、操作しやすいデザインにしました。

さらに、高精度の検索が可能なAIによるサイト内検索を導入。単語だけでなく、文章で入力しても、的確な情報が検索結果として確認できるほか、漢字の間違いやひらがなやカタカナの違いなど曖昧な検索でも、目的に合った情報が表示できるようになりました。また、通常の検索結果一覧の表示に加え、「チャットGPT」が補足回答を表示する機能を全国で初めて導入。生成AIがサイト内にある膨大な情報のなかから最適部分のみを要約した文章を作成し、わかりやすく解説してくれます。これにより、区民の知りたい情報を正確に届けることができるようになりました。

区SDGs推進部広報課の井口隆太郎（いぐちりゅうたろう）課長は、「誰にとっても見やすく、使いやすいサイトになるようホームページをリニューアルしました。これからも、区民が必要なときに情報にアクセスできるよう、利便性を高めていきます」と話しています。