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更新日:2023年10月12日

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2023年(令和5年)10月12日 区郷土資料室企画展「こどものせかいー生れる・育つ・遊ぶ―」開催中

子どもの健やかな成長を願う風習を紹介

近代以降の出産事情や、子どもの成長にまつわるお祝い事を、江戸川区に残る道具やおもちゃとともに紹介する企画展「こどものせかい-生れる・育つ・遊ぶ-」を、江戸川区郷土資料室(松島1丁目)で開催しています。期間は12月3日(日曜日)まで、入場は無料。

企画展

同企画展は、時代の変化とともに移り変わる儀礼や子どもの暮らしに関心を持ってもらうことを目的に開催。子ども自身の成長に焦点を当てた企画展は今回が初めてとなります。「江戸川区史」などの文献や区民への聞き取り調査、収蔵資料をもとに、近代以降の出産事情の変化や七五三などの産育儀礼に関する資料、区内の子どもたちが遊んだおもちゃを展示し、パネルや写真で当時の子育ての様子などを紹介します。

会場では、「子どもの誕生とお祝い」、「子どものくらし」の2部構成で展示しています。「子どもの誕生とお祝い」では、出産前から子どもが成長するまでに使われた道具を通じて、区内で見られた産育儀礼や習俗を解説。お宮参りや七五三など現在も行われている行事や、赤ちゃんに初めて乳を飲ませる産後3日目に特大のぼたもちを産婦に食べさせるという区内で多く見られた「三つ目のぼたもち」と呼ばれる慣習など、母子の健康や子どもの健やかな成長を願う風習を数多く紹介しています。また、病院での出産が進んだ1970年代にも産湯をつかわせるためのたらいが使われていたことなど、区内でみられた習俗についても説明しています。「子どものくらし」では、高度経済成長期や交通網の発達などの社会変化とともに、区の総人口や出生数が急増していったことをパネルで解説。需要に応じて保育所や出張図書館が設置されたことを写真とあわせて説明しています。また、子どもたちの遊びの定番だったビー玉やお人形、手作りの竹馬のほか、区内工場で生産されていたブリキ玩具や、区内の小学生が絵札を描いた「小学生郷土かるた」といった区ゆかりのおもちゃを展示し、遊びを通して子どもたちが周囲との関わり方を学んだことを紹介しています。江戸川放水路と旧江戸川の分岐点にある江戸川水閘門で遊ぶ子どもたちの写真などから、水辺の多い江戸川区で水遊びが盛んに行われていたことも解説しています。

企画展を担当した区郷土資料室学芸員の松井茜(まついあかね)さんは、「昭和の時代を過ごした方には当時の生活を懐かしむきっかけにしてもらい、若い世代の方にも時代の変化に注目して見てもらいたい」と話しています。

江戸川区郷土資料室企画展「こどものせかい-生れる・育つ・遊ぶ-」

  • 日時:9月24日(日曜日)~12月3日(日曜日)9時00分~17時00分
    (注)休室日:11月3日、11月23日
  • 会場:江戸川区郷土資料室(江戸川区松島1丁目38番1号グリーンパレス3階)
  • 観覧料:無料
  • 問合せ:江戸川区教育委員会事務局教育推進課文化財係 電話:03-5662-7176

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