更新日:2024年3月5日
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自然動物園でレッサーパンダの一般公開が復活
絶滅危惧種に指定される希少種が大島から来園
絶滅危惧種としてレッドリストに指定されている「レッサーパンダ」。江戸川区自然動物園(北葛西3丁目)では、都立大島公園動物園(大島町泉津字福重2丁目)から移動してきたメスの「サクユリ」の一般公開が2月23日(金曜日)から始まり、可愛らしい容姿と愛らしいしぐさで人気を集めています。
レッサーパンダは、中国南西部からミャンマー北部、ネパールの標高1,500メートルから4,000メートルにある温帯・亜熱帯の森林や竹林に生息する食肉目レッサーパンダ科の動物。足の裏まで覆われた体毛で寒さから身を守り、鋭い爪を使って木を登るのが得意です。森林伐採などにより生息地が減少傾向にあり、IUCN(国際自然保護連合)が絶滅の危険性が高いとされる「絶滅危惧種EN」に指定しています。
同園ではこれまで、飼育下では国内最高齢であったオスの「ブナ(2023年10月没・当時23歳)」とメスの「ユウユウ(2022年8月没・当時20歳)」など6匹を飼育。「ブナ」の死後は、レッサーパンダは不在でしたが、これまでも人気の高ったレッサーパンダを多くの来園者に楽しんでほしいと、都立大島公園動物園から無償貸与を受け、展示を復活しました。
来園したのは、メスの「サクユリ(2歳)」。「ブナ」と「ユウユウ」の直系のひ孫にあたります。名前は、生まれ故郷である大島に咲く花で、大きく白いきれいな花を咲かせるユリの花に負けないように、大きく育ってほしいとの願いがこめられています。2月23日(金曜日)から一般公開を開始。得意の木登りをする可愛らしい姿などを楽しむことができます。
レッサーパンダを担当する飼育員・田島拓弥(たじまたくや)さんは、「ロッククライマーのように、木を垂直に登ったり降りたりする様子を楽しんでほしい。展示場を活発に動き回るサクユリにぜひ会いに来てください」と話しています。
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