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更新日:2024年3月1日

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えどがわメティ普及会が「ふるさとづくり大賞」受賞

インド地方で広く栽培されるメティの生産流通を通じて多文化共生に取り組む「えどがわメティ普及会」が令和5年度ふるさとづくり大賞を受賞しました。

”在住外国人に寄り添い、多文化共生を実現!”

国内最多約7,000人のインド人(2月1日現在)が暮らす江戸川区の農家で生産されたインド地方などで親しまれる野菜「メティ」の生産流通を通じて多文化共生に取り組む「えどがわメティ普及会(代表:竹原 京美)」が、「令和5年度ふるさとづくり大賞」団体表彰(総務大臣表彰)を受賞しました。

表彰式の記念撮影「ふるさとづくり大賞」は、全国各地でそれぞれのこころをよせる地域「ふるさと」をより良くしようと頑張る団体、個人を表彰することにより、ふるさとづくりへの情熱や想いを高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図ることを目的として、1983年から実施されています。

マメ科のメティは、インドや中東などで広く栽培される野菜。国内では主に種子の香辛料や乾燥したものが流通していました。国際交流や地域交流などについて、江戸川総合人生大学で学んだ竹原さんらは、区内に在住するインド人から「新鮮な生のメティを食べたい」という声を聞きました。地域で共に暮らす外国人に寄り添い、多文化共生を実現しようと、全国でも例が少ないメティの栽培を模索。区内の小松菜農家に協力を依頼し、ようやく生産にこぎ着けました。

本場の物より苦みが少なくまろやかな江戸川区産のメティは、輸入食材店やインド・ネパール料理店などで提供され、その評判は口コミで広まりました。メンバーは生産を本格化させるとともに、「えどがわメティ」として商標登録をしました。その後も日本人にも味わって欲しいと、地元の学生らがレシピを考案し、試食会や料理教室を開いたほか、インド文化を学ぶ講座を開催するなど精力的に活動。メティを中心に世代や国籍を超えた地域の輪が広がっていきました。

”都内で唯一の受賞団体!”

2月16日(金曜日)、「都市センターホテル(千代田区平河町)」で表彰式が行われ、竹原さんらメンバーに表彰状が授与されました。会場には、各受賞団体の活動を紹介する展示物が並び、メティの取り組みにも多くの方が関心を寄せていました。今回の受賞は「多文化共生のために在留インド人の視点を取り入れているユニークな取り組みである。文化を理解し合うあり方は他自治体にとっても参考になる」と高く評価されました。メンバーは「メティを通じて、多文化共生・多文化交流による地域づくりを目指して活動を推進していきます」と話しました。

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