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更新日:2026年7月6日

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2026年7月5日 東京都・江戸川区合同総合防災訓練を実施

大規模水害を想定した初の合同訓練を実施

江戸川区と東京都は、災害発生時における連携向上や地域住民による自助・共助体制の強化等を図ることを目的として、7月3日(金曜日)から5日(日曜日)の3日間で、平井運動公園(平井5丁目)や国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区代々木神園町3丁目)などを会場に「東京都・江戸川区合同総合防災訓練」を実施しました。

区では、大規模災害の発生に備え、関係機関との連携強化や地域住民の防災意識向上のため、1966年から「江戸川区総合防災訓練」を実施しています。近年は防災機関や協力団体、地域住民らあわせて2,000名以上が参加しています。さらに、区職員の災害対応力向上を目的として、首都直下地震と大規模水害を想定した職員防災訓練をそれぞれ実施。「江戸川区業務継続計画(震災編・水害編)」を踏まえて、初期の災害対応として実施する業務の確認・検証などを行っています。職員一人一人が災害時に果たすべき責務を認識するため、全庁の職員が参加しています。

今回、大規模水害発災時の訓練を検討する東京都からの提案により、「東京都・江戸川区合同総合防災訓練」を開催。大規模水害を想定した都と区の合同防災訓練は初めてです。訓練は、出水期に東京湾を震源とする大地震が発生し、復旧・復興に向けた取り組みが本格化する中で、猛烈な勢力の台風が太平洋上を北上し、気象庁の72時間先の台風予報において特別警報級(中心気圧920hPa以下、最大風速55m/s以上)の台風の予報円が東京地方を含むと予測されている状況を想定しました。

初日となる3日(金曜日)、午前11時30分より、発災3日前を想定して都庁と区役所等を繋いだ合同の本部審議訓練が実施されました。はじめに都本部より台風の概況や国や都の対応状況の共有が行われました。続いて、今回の台風により甚大な被害の発生が危惧されるとして、江戸川区内の状況について区より報告。斉藤猛江戸川区長は、江東5区による広域避難の共同検討の開始などについて報告するとともに、「区民の安全安心の確保を第一に、東京都をはじめ各関係機関と緊密に連携を図りながら万全な備えに努めてまいります」と話しました。それを受けて、本部長の小池百合子東京都知事は「江戸川区は浸水、高潮などの水害リスクが特に高い地域特性があります。今回の台風への備えはこれからまさに正念場を迎えるところです。都の災害対策本部も人命を第一に各関係機関と連携して支援を行っていきます」と答えました。続いて都本部から会議全体の総括が行われ、最後に小池都知事より、都民の安全確保に向けた準備の推進・広域避難の円滑な実施に向けた連携強化・正確な情報発信の3点が本部長指示として伝えられ、初日の訓練を終えました。

広域避難訓練の様子

2日目となる4日(土曜日)は台風上陸2日前及び1日前を想定した広域避難訓練を実施。午後1時、区民らおよそ90名が実際の避難を想定して、会場となる国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区代々木神園町3丁目)の最寄り、小田急電鉄小田原線参宮橋駅より歩いて避難を開始。15分ほどで避難所に到着すると、職員の案内で各々名簿を記入し、受け付けを行いました。避難所を想定したスペースでは、用意されたブルーシートや椅子に座り避難生活を体験。職員より今回の訓練の説明と広域避難に対する日ごろの備えについて説明が行われると、参加者は熱心に耳を傾けました。午後2時00分から東京都の職員より訓練の講評と広域避難訓練についての説明が行われ、2日目の訓練を終えました。参加した一之江地区町会連合会の田澤茂会長は「初めて広域避難訓練に参加したが、イメージと違うこともあった。今回実際に来て、体験することができてよかった」と話しました。また鹿骨地区自治会連合会の実川享会長は「実際に避難するときには公共交通機関で来なければならない。今日は1キロほど歩いたが、それでも人によっては非常に大変そうであった」と振り返りました。

救出救助訓練の様子

最終日となる5日(日曜日)は、台風最接近後に区東部で大規模な浸水被害が発生した状況を想定し、家屋の倒壊や浸水、瓦礫が散乱した状況下での救出救助訓練を実施しました。会場となった平井運動公園(平井5丁目)には、江戸川区や東京都のほか、警視庁や東京消防庁、自衛隊などおよそ70の関係機関が参集しました。午前11時、浸水した家屋に取り残された住民からの通報を合図に訓練が開始。家屋の一部が浸水したエリアでは、国土交通省が家屋から排水を行うと同時に、東京消防庁・警視庁らによって取り残された住民の救助訓練が行われました。江戸川区は、浸水により故障した車両が道路上に残された状況を想定した訓練を実施。職員がタイヤジャッキで車両を持ち上げ、道路の啓開作業にあたりました。また、荒川の水上では家屋が完全に浸水し住民が屋根上に取り残される中、警視庁航空隊などによりヘリコプターや水上バイクを活用した人命救助訓練が実施されました。家屋の倒壊や瓦礫が散乱したエリアでは、土砂や倒木が家屋に流れ込む中、警視庁・東京消防庁・自衛隊などの連携により、取り残された家屋や車両から住民が救助、怪我人の対応が行われました。最後に、東京消防庁と江戸川消防団が被災家屋で発生した火災の消火活動を実施しました。

訓練後に行われた講評で、小池都知事は「今年は東部低地帯ということで江戸川区と合同で大規模風水害を想定した総合防災訓練を実施しました。災害は平時からの備えが肝心です。今日の訓練を契機に、さらなる備えを講じていただくことをお願いします」と話しました。また斉藤区長は「今回、東京都と合同で訓練を実施したことで、災害への対応力が一層高まったものと確信しております。これからも各関係機関と連携し、危機対応力の向上に努め、地域防災力を一層高めてまいります」と話しました。

このほか、会場では訪れた区民らが自由に参加できる「展示体験訓練」が行われ、東京都による風水害VR体験や江戸川区による土のうステーションの紹介など、参加団体による展示などが多数出展されました。また、葛西臨海公園(臨海町6丁目)から会場付近まで浸水を想定した船舶等による緊急支援物資輸送訓練が行われたほか、旧小松川第一中学校(平井4丁目)では遺体の検視・検案身元確認訓練、小松川中学校(平井3丁目)では医療救護活動訓練が行われました。

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