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更新日:2022年7月12日

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2022年(令和4年)7月12日 3年ぶり「篠崎本郷の獅子もみ行事」17日開催

高さ約1メートル、重さ約60キログラムの黄金色の獅子頭を担いで町内を練り歩き、無病息災や悪疫退散を祈願する伝統神事祭「篠崎本郷の獅子もみ行事」が3年ぶりに開催。17日(日曜日)午前7時から篠崎本郷町会内で規模を縮小して行われます。

厄除けに効験のある天王信仰に由来する「獅子もみ」。起源は不明ですが、安政5年(1858年)の夏、全国的にコレラが蔓延した時に疫病退散を祈願して行われたと言い伝えられています。医者が居ない村で奉納した大きな獅子頭を担いだ若者たちが、一軒一軒清めて回ると悪い病気はおさまり、村が平和になったとの説話が残されています。

戦後も毎年続けられていましたが、昭和40年代に担ぎ手の減少などを理由に行事は中断。そんな折、地域の伝統行事を次世代に受け継ごうと昭和56年、「篠崎本郷町会」の青年3名が中心となって「獅子もみ保存会」を設立し、同年7月に「獅子もみ」が復活しました。平成元年2月、「江戸川区登録無形民俗文化財」の指定を受けたのを機に、同会は「本郷獅子もみ会(現会長:盛山昌一/8代目/会員数:160名)」に名称を改めました。

江戸時代に職人が作ったとされる雄と雌一対の獅子頭は、祭りの復活から30周年にあたる平成22年に修復され、黄金色に光輝いています。雄の角は細長く、雌は丸い宝珠の形をしており、いずれもカッと目を見開いた形相が特徴。担ぎ棒と綱が付いた約70センチ四方の台座に獅子頭を乗せ、半纏を羽織った6人の担ぎ手が、雄と雌の二手に分かれて町内を回ります。獅子頭を上下に激しく揺らしながら両足で飛んで左回りに回り、再び顔を正面に向けて頭上高く担ぎ上げます。獅子もみの名前の由来である上下に揺らすことを「もむ」と呼び、両足で飛んで回るのは地下の悪霊を鎮めるためであると言われています。厄払いを終えると、「本郷獅子」と書かれた千社札を渡し、次の家へと向かいます。

当日(17日)午前7時、篠崎本郷公園(篠崎町1)に同会の会員約130名が参集。篠崎浅間神社宮司によるお祓いや玉串奉奠などの式典が行われた後、午前8時頃から夕刻にかけて担ぎ手が約120軒を回ります。今年は感染症対策のため、事前申し込み制。通常は威勢よく「あらっ、あらっ!」と囃すところ、今年は声を出さずに練り歩きます。なお、例年設けられるまつり会場での模擬店なども中止です。

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