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更新日:2022年7月4日

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2022年(令和4年)7月4日 児童が夏休みに作ったAEDマップ 心肺停止の男性の一命を取りとめる

家族3人に「東京消防総監感謝状」贈呈

「区立東小岩小学校(東小岩4丁目)」の林陽月(はやしひづき/9歳/小学4年生)さんと両親の3人が、自宅で心肺停止した男性に救命措置を行い、命を救ったとして、「東京消防庁消防総監感謝状」が贈呈されました。このことを受け、今日(4日)開かれた同校の全校朝会で、陽月さんの活躍が紹介されました。

感謝状を手に笑顔を見せる林陽月さん

6月4日(土曜日)午後6時頃、林さんの自宅で、リフォーム工事の作業をしていた男性が、父親の正隆さんとの会話中に倒れました。以前、救命講習を受講していた正隆さんは、妻の美弘さんとともに、直ちに心臓マッサージを開始。その後、119番通報し、美弘さんは近隣のマンションからAEDを借用し、正隆さんとともに電気ショックを与えました。心肺蘇生を行っていた両親を見ていた陽月さんは、通り沿いまで出て、到着した消防隊を自宅まで案内。林さん一家の連携により、消防隊到着時には男性の呼吸・脈拍は回復し、大事には至りませんでした。

今回、男性の一命を取りとめたAED。林さんの自宅から約120メートル離れたマンションに設置されていたものです。今から3年前、父親の正隆さんがマラソン競技中に倒れて心肺停止状態になりました。AEDにより回復したことがきっかけで、当時小学1年生だった陽月さんが、夏休みの自由研究として「自宅近くのAED地図」を作成しました。このことが、迅速な救命処置につながりました。

同校の校長室では本日(4日)、全校朝会が行われ、牧岡優美子校長がタブレットでつながった全校児童に、陽月さんの活躍を紹介しました。牧岡校長は、「自分ごととして調べ学習を行った結果が人命救助につながりました。皆さんが学んでいることは、自分や周りの人を助けることができるということを知ってほしいです」と林さんの活躍を称えました。また、男性が元気になって嬉しかったと話す陽月さんは、「自分の作品が、救命に役立つとは思っていなかったですが、これからも何かに役立つことを調べていきたいです。今年の夏休みには、消火器の設置場所を調べてみようと思っています」と話しました。

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