更新日:2024年10月5日
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プレコンセプションケア支援事業
江戸川区では令和6年1月からプレコンセプションケア支援事業を開始しました。
相談窓口の開設や、アプリを活用した健康管理を支援します。
令和6年度下期のプレコン相談の日程を更新しました。
プレコンセプションケアとは
将来の妊娠・出産や自らの健康のため、すべての若い男女の健康を応援する取り組みです。
若い世代が自ら健康管理できるようになることは、生涯にわたって「質の高い生活」を送ることにつながります。
より健全な妊娠・出産のチャンスを増やし、次世代の子どもたちをより健康にすることを目指します。
妊娠前の健康管理は男性にとっても重要です。自分の健康のためだけでなく、身近な女性や子どものために男性にもできることがあります。自分と自分のパートナーの健康管理をすること、父親として子どもたちを守ることも含まれてきます。
(注)WHOでは「妊娠前の女性とカップルに医学的・行動学的・社会的な保健介入を行うこと」と定義しています。
プレコン相談
月経や性に関すること、妊娠できるか不安といった悩みについて、医師と相談できる窓口です。
また、希望する方は、医師と相談した上で、AMH検査や精液検査などを受けることができます。
事前予約制です。
対象者
下記の全てに該当する方
- 事前予約日および相談日において江戸川区に住民登録がある中学生から結婚(事実婚を含む)前の方
- 女性について、相談日における年齢が39歳以下の方
- 事前予約をしている方(事前予約なしでの利用はできません。)
- 検査を希望する場合は、江戸川区が実施するプレコン相談における検査を1度も受けたことがない方(18歳未満の方が検査を受ける場合は、保護者の同意が必要になります。)
日時
第5回:令和6年8月24日(土曜日)午後1時30分から午後3時30分まで(注)終了しました。
第6回:令和6年9月21日(土曜日)午後1時30分から午後3時30分まで(注)終了しました。
第7回:令和6年10月26日(土曜日)午後1時30分から午後3時30分まで
第8回:令和6年11月16日(土曜日)午後1時30分から午後3時30分まで
第9回:令和6年12月21日(土曜日)午後1時30分から午後3時30分まで
第10回:令和7年1月25日(土曜日)午後1時30分から午後3時30分まで
第11回:令和7年2月22日(土曜日)午後1時30分から午後3時30分まで
第12回:令和7年3月22日(土曜日)午後1時30分から午後3時30分まで
実施場所
江戸川区医師会医療検査センター(タワーホール船堀6階)
持ち物
プレコン相談を利用する方の本人確認書類(氏名・住所・生年月日が確認できるもの)
マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証など
定員
1回につき4名
相談時間
30分程度
費用
無料
予約方法
オンライン予約のみ
原則、毎月第1土曜日の午前10時から、当月に実施するプレコン相談の予約を開始します。
以下の予約フォームからお申し込みください。
第7回プレコン相談(令和6年10月26日(土曜日)実施)の予約を開始しました
予約受付期間:令和6年10月5日(土曜日)午前10時から令和6年10月22日(火曜日)午後5時まで(注)申込順
予約後のキャンセルについて
予約後のキャンセルは電話で受け付けます。プレコン相談日の1営業日前まで(金曜日が祝日の場合は木曜日まで)に庶務係にご連絡ください。
【問い合わせ・キャンセル連絡先】
江戸川区健康部健康サービス課庶務係
電話:03-5661-2473
【相談日当日のキャンセル連絡先】
江戸川区医師会医療検査センター
電話:03-5676-8811
(注)当日キャンセル連絡のみ、江戸川区医師会医療検査センターに直接お電話ください。
その他
- プレコン相談当日は、予約時間の10分前までに実施場所へお越しください。
- プレコン相談当日に、到着が15分以上遅れる場合は、キャンセルとなる場合があります。
- 相談時間内に検査ができないと判断した場合等、後日改めて予約をお取りいただく可能性があります。
- 検査結果は原則、翌月の相談日に実施場所にてお渡しします。
- 相談および検査の結果、医療機関の受診が必要であると医師が判断した場合は、紹介状(情報提供書)をお渡しします。その後の医療機関での受診費用は自己負担となります。
- 相談内容および検査結果は実施場所を通して江戸川区へ提供されます。
- 無断キャンセルはおやめください。
アプリの活用
女性のための健康情報サービス『ルナルナ』を運営する株式会社エムティーアイと連携協定を結び、無料でご覧いただける江戸川区プレコンセプションケア支援事業の特設ページを作成しました。
以下の特設ページからぜひご覧ください。
『ルナルナ』アプリを利用している方は、アプリ下部の[メニュー]から[地域情報]をタップし、お住まいの地域を「江戸川区」に設定していただくことで、ルナルナ特設ページをご覧いただけます。
『ルナルナ』アプリの利用について詳しくは『ルナルナ』オフィシャルサイトをご覧ください。
自分の身体を知ろう
いまの自分を知ろう
「男女の違いやからだやこころのリズムを作るホルモン」
性別は染色体によって決まり、成長するにつれ男性と女性という性差が現れ始めます。その違いを作るのがホルモンです。脳では視床下部が脳下垂体に指令を出して性腺刺激ホルモンが分泌されます。それが男性では精巣に女性では卵巣に作用し、それぞれ男性ホルモン(テストステロン)と女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)が分泌されます。そして女性のからだでは、排卵の準備をするエストロゲンと受精卵の着床に備えるプロゲステロンが複雑に作用して、月経が起こります。男性と女性ではこころの健康にも違いがみられます。
詳しくは#つながるBOOK
「性自認、性的指向はさまざま」
一人ひとりが自分の意思に基づいて公正に扱われ、個性や能力を十分に発揮できる人生をデザインするために、多様性についての理解も深めましょう。
LGBT(Q)とは?
レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー(クエスチョニング/クィア)の頭文字からきた言葉ですが、そのほかにもある様々な性的マイノリティの総称として使われています。
マジョリティ(多数派)に対して少数派をマイノリティといい、性を構成する要素に関して少数派のことを性的マイノリティと呼んでいます。
東京都性自認及び性的指向に関する専門相談
「基礎体温を測って自分のリズムを知ろう」
基礎体温とは、生命維持に必要な最小限のエネルギーしか使っていないときの体温のことです。起床後寝たままの状態で、舌の裏側の付け根に婦人体温計を当てて測定します。女性のからだはホルモンの影響で、周期的に基礎体温が変化します。正常な基礎体温からは次の月経予定日や妊娠しやすい時期、さらには妊娠の可能性も予測できます。自分のからだのリズムとコンディションを知るために、基礎体温を活用してください。
「適正体重を保とう」
栄養不足による若い女性のやせ(BMI18.5未満)は貧血や将来の骨粗鬆症の原因になります。一方、栄養過多や太りすぎ(BMI25以上)は、将来、糖尿病や高血圧などさまざまな病気のリスクを高めます。やせも肥満も、不妊や妊娠・出産のリスクを高めます。男性の肥満も不妊のリスクを高める報告があり、注意が必要です。
現代社会はストレスが多く、こころの不調を抱えることもあるでしょう。まずは自分がストレスを感じていることに気づくことが大切です。また普段から自分なりのストレス解消法を見つけておきましょう。体を動かす、腹式呼吸をする、今の気持ちを書き出してみるのもおすすめです。
「こころの体温計」とは気軽にメンタルヘルスチェックができるシステムです。
「プレコン・チェックシート」
自分の健康状態について振り返りましょう。
プレコン・チェックシート(「国立成育医療研究センターのホームぺージ」より)
生活を整えよう~取り組みたい生活習慣
「栄養のバランスを整えよう」
江戸川区の食育では「1.毎日、朝ごはんを食べる。」「2.主食・主菜・副菜を知って食べる」「3.塩分を控える工夫をする」に取り組んでいます。
詳しくは「江戸川区の食育」を見てください。
「筋肉を増やして、体力・代謝を高めよう」
適正体重の維持に積極的な運動は欠かせません。血流がよくなり、筋肉量が増えることで代謝も高まります。
運動は心の状態にも良い影響を与えます。
「タバコをやめましょう」
タバコはがん・心臓病をはじめ、たくさんの病気を引き起こします。また男女ともに不妊症のリスクが増加し、特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は流産、早産、周産期死亡、低体重を引き起こす可能性があります。赤ちゃんが生まれた後も乳幼児突然死症候群のリスク因子となるなど、その影響はきわめて広範囲です。WHOは妊娠中の電子タバコの使用はリスクがあるとしています。禁煙外来を活用して、いますぐに禁煙しましょう。
「アルコールは飲みすぎない」
アルコールの飲みすぎは男性不妊の原因になることがあります。また妊娠中にお酒を飲むと、アルコールは胎盤を通って赤ちゃんにも影響し、胎児性アルコール症候群の原因になります。「この量なら大丈夫」というものは確立していませんので、妊娠を考えたときからアルコールは控えるようにしましょう。妊娠中は禁酒が原則です。
検査やワクチンを受けよう
「性感染症を予防しよう」
若い人の間で、性的接触を介して誰もが感染する「性感染症」が増えています。感染しても無症状であることが多く、治療に結びつかないケースが多くみられます。知らないあいだに他の人にうつす可能性があるため、セックスの際にはコンドームを使用して感染を防ぎましょう。また性感染症の中には不妊の原因となり、妊娠中にかかると赤ちゃんの健康に影響を与えるものがあります。思い当たることがある人は、婦人科・泌尿器科で相談して、しっかりと治療することが大切です。カップルは一緒に性感染症のチェックをしましょう。
「ワクチンを受けよう」
妊娠中にかかると、赤ちゃんに影響を与える恐れのある感染症があります。感染症から完全に身を守ることはできませんが、風疹、麻疹、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)はワクチンを打つことで予防できます。ただし妊娠中は接種できず、妊娠していなくても接種後2ヶ月は避妊が必要となります。母子手帳でワクチンの接種歴を確認して、必要であれば妊娠を考える前に接種しましょう。妊娠中、とくに妊娠20週までに風疹に感染すると、赤ちゃんが先天性風疹症候群を発症し、心臓の病気や白内障、難聴を患うリスクが高まります。風疹は本人も気づかないうちにかかっていることがあるので、注意が必要です。女性だけでなくパートナーや家族もワクチンを接種して妊婦さんに感染させない環境づくりが大切です。
「健康診断を受けよう」
男性も女性も毎年健康診断を受けましょう。そして肥満や家族に糖尿病や高血圧の人がいる場合は、かかりつけ医に相談しましょう。
妊娠前から生活習慣病を抱えている場合、妊娠経過や赤ちゃんに悪影響を与えることがあります。例えば、妊娠前に血糖の状態を表すHbA1cが高い場合は赤ちゃんの先天異常のリスクが、高血圧がみられる場合は妊娠合併症のリスクが高まります。
「がん検診を受けよう」
女性は20代から子宮頸がんが増え、30代から乳がんが急増します。20歳から子宮頸がん検診と月1回の乳房のセルフチェックを行い、40歳からは乳がん検診も忘れずに。気になることがあれば専門医を受診しましょう。
男女とも30歳から胃がん検診、40歳から肺・大腸がん検診を受けましょう。
がん検診(胃がん・乳がん・子宮頸がん・大腸がん・肺がん・前立腺がん・口腔がん)
かかりつけ医をもとう
「かかりつけ医」とは、病気になったとき、気軽に相談できるお医者さんです。ご自身やご家族の健康状態を把握していて、予防も含めて何でも気軽に相談できる「かかりつけ医」がいることで、病気の早期発見や重症化の予防にも繋がります。
女性は、「婦人科」のかかりつけ医を持つこともおすすめです。婦人科では、妊娠・出産、女性特有の病気の治療だけでなく、月経や避妊、更年期に関することなど、女性ホルモンとの上手な付き合い方についても相談できます。
国や都の取り組み
- 健やか親子21「プレコンセプションケア」
- 東京都福祉局「プレコンセプションケアに係る取り組み」
- 女性の健康推進室ヘルスケアラボ(すべての女性の健康を支援するための情報をまとめたWebサイト)
- スマート保健相談室(若者の性や妊娠などの健康相談支援サイト)
関連リンク
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