更新日:2023年7月6日
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がんに関する情報
現在、日本人の2人に1人は一生のうちに何らかのがんにかかると言われています。
すべての人にとってがんは身近な病気です。江戸川区においても、死因の第1位はがんであり、亡くなられる方の約3割を占めています。
一方で、医療技術の進歩などにより、一部のがんは早期発見と早期治療が可能となりました。
また、がんにかかった方がこれまでの生活を続けながら通院で治療を継続したり、住み慣れた地域で過ごすことができるようになってきました。
江戸川区はがんを知り、がんと向き合い、安心して暮らせる地域共生社会の構築を目指し取り組んでいます。
がんを知る
がん予防
一次予防(生活習慣の改善、感染症予防)
がんは、禁煙や食生活の見直し、運動不足の解消など生活習慣の改善によって、「かかりにくくする(予防する)」ことができる病気です。特に、たばこは肺がんをはじめとするさまざまながんの原因となり、本人だけでなく、吸わない人にも健康被害を引き起こします。がんを予防するためには、たばこを吸わないことが最も効果的です。
また、ウイルスや細菌への感染ががんにかかる要因となる場合があります。ヒトパピローマウイルス(HPV)は子宮頸がんをはじめとした多くの病気と関連しています。HPV感染症を防ぐワクチン(HPVワクチン)は、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。
二次予防(がん検診)
がんは、早期発見と適切な治療を受けることで、治る可能性が高い病気でもあります。
早期発見には、定期的にがん検診を受ける習慣を持つことが大切です。
がん医療
国では質の高いがん医療が受けられるよう、がん診療連携拠点病院、小児がん拠点病院等を指定しています。
また、東京都は、国が指定するがん診療連携拠点病院と同等の高度な診療機能を有する病院を「東京都がん診療連携拠点病院」として独自に指定しています。
がんとの共生
相談支援
東京都では、がん患者及びその家族や地域の医療機関等からの相談に対応する窓口として、国が指定するがん診療連携拠点病院と、東京都が指定する東京都がん診療連携拠点病院に、「がん相談支援センター」を設置しています。
がん相談支援センターでは、がんの治療を受ける上での不安や悩み、治療と仕事の両立、療養生活などについて、看護師やソーシャルワーカーなどが、電話や面談による相談に対応しています。
相談支援センターは御本人や御家族のほか、地域の方々はどなたでも御利用いただけますので、気軽にご相談ください。
アピアランスケア(外見の変化に対するケア)
がんの治療では、化学療法による脱毛や放射線治療による皮膚炎など、さまざまな外見の変化を経験することがあり、こうした変化に対するケアを「アピアランスケア」と呼びます。アピアランスケアの目的は、がんの治療に伴う外見の変化によって、自分らしさを損なわないよう支援することです。
アピアランスケアは、単に「治療前と同じ姿に戻すこと」ではなく、周りの環境や患者本人の気持ちを整えるためのサポートも含まれます。
自分らしさを実感できるのであれば、そのままで過ごしても何ら問題はありません。
区では、アピアランスケアのひとつの方法として、がんの治療に伴う外見の変化を補うための補整具を購入・レンタルした場合に、その経費を助成します。
在宅療養
40歳以上の一定の状態のがん患者の方は、介護保険制度の「要介護認定」を受けた場合に、介護サービス等を利用することができます。
区では、がんに罹患した40歳未満の方も、住み慣れた環境で安心して療養生活を送ることができるように、在宅介護サービス、福祉用具貸与等の在宅療養にかかる費用の一部を助成します。
また希望する方には、居宅介護支援(ケアマネジメント)を実施します。
生殖機能(妊よう性)の温存
東京都では、生殖機能に影響するおそれのある治療を受けるがん患者さん等に対して、生殖機能温存治療及び妊娠のための治療に係る費用を助成しています。
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