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更新日:2024年5月14日

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5月7日にEDORIKU車いす陸上教室を開催しました。

EDORIKU車いす陸上教室

令和4年5月7日(土曜日)、今年度も一般財団法人東京マラソン財団別ウィンドウで開きますに協力を頂き、EDORIKU車いす陸上教室を開催しました。

第1回目のこの日はゴールデンウイーク中の開催でしたが、8名の教室生をはじめ4名の理学療法士と8名のえどがわパラスポアンバサダーが参加し、教室を実施しました。このようにEDORIKU車いす陸上教室では、教室生のスポーツ実施を支援するための専門家や初級障がい者スポーツ指導員の有資格者など、多くのサポーターが運営に協力しています。

当日は時々雨が降るときもありましたが、途中から天候も回復し、最後は晴れ間がのぞくなか、皆で車いす陸上を楽しみました。

ここからは、教室の様子をお伝えいたします。

集合写真

講師はパラリンピアンの花岡伸和氏

花岡伸和氏

今年度のEDORIKU車いす陸上教室は、特定非営利法人関東パラ陸上競技協会別ウィンドウで開きますが講師を務めます。

この日は、同協会の理事長でパラリンピアンの花岡伸和氏が指導を担いました。花岡氏は車いすマラソン(T54クラス)でパラリンピックに2度出場、2004年のアテネ大会で6位入賞、2012年のロンドン大会では5位入賞などの成績を収め、現在は若手選手の指導やパラスポーツの発展に尽力されています。

教室生を含む参加者全員が、最初は緊張した面持ちでいましたが、花岡氏の穏やかな口調により、すぐにリラックスできました。未就学児の教室生などは講師のお話しに興味津々、花岡氏のすぐ近くで話を聞き、いろいろな質問をしていました。

準備体操は理学療法士

理学療法士による準備体操

EDORIKU車いす陸上教室では、実際に運動を始める前に全員で準備体操をして体をほぐします。担当は東京都理学療法士協会の皆さまです。この日は車いすに座った状態でできる体操を行いました。

昨年度も準備体操は理学療法士の皆さまが担当してくださり、車いすから降りた状態で行う体操や、個々の身体状況にあった体操など、様々なメニューを紹介してくださいました。

この教室では理学療法士の皆さまが参加しているので、この他にも自宅でできる体操やストレッチをはじめ、保護者が気軽に相談することも可能です。

自分の体力を知ろう

教室が始まると、まず花岡氏から自分の体力を知ろうとの話があり、この日はまず教室生の体力測定を行いました。はじめはメディシンボール投げです。教室生は車いすに座った状態からメディシンボールを投げ、どれくらいの距離を投げることができるか計測しました。車いす陸上は上半身が生み出すパワーをレーサーに伝えることが重要な競技、まずは自分の筋力がどれほどか確認しました。

続いて行ったのは3分間のシャトルランです。一定の距離を3分間走り続け、現在の持久力を確認しました。3分間とはいえ、車いすで走り続けるのは大変で皆ヘトヘトになっていましたが、理学療法士やアンバサダーが声をかけあい、たくさんの笑顔が見られました。体力はスポーツの基本です。まず自分の体力を知り、教室生は次回の教室で自己記録を更新できるように体力向上を目指します。

メディシンボール投げをする教室生たち

シャトルランをする教室生たち

レーサーでタイム計測

スタートダッシュの練習をする教室生たち

体力測定のあと、いよいよレーサーに乗り移りました。この教室では、陸上競技用車いす(レーサー)を無料で貸出していますが、半数以上の教室生が「マイ・レーサー」を持参して参加しました。この日の教室生は全員が昨年度のEDORIKU車いす陸上教室の参加者でしたが、この教室を機にレーサーを購入した方や車いすマラソン等に参加した方もおり、教室生の皆さんが車いす陸上と真剣に向き合っていることを実感しました。

また、体が小さくてレーサーに乗れない教室生は日常用車いすからバスケットボール用車いす(バスケ車)に乗り換えて、タイム計測やレクレーションに挑戦しました。バスケ車は少しの力で車いすを動かすことができ、日常用車いすとは違うチェアワークを楽しんでいました。

レーサーに乗り換えた後は100メートルのタイム計測を行いました。タイム計測は写真判定装置を用いて、それぞれ現在の自分の記録を確認しました。教室生は、これからの教室で自己記録を更新していくことで、自分の成長を感じて頂きたいと思います。また、100メートル走の後にはスタートダッシュを練習するため30メートル走なども実施し、それぞれが自分の課題や目標と向き合いました。

バスケットボールを楽しむ教室生と父親

バスケ車を体験する子どもたち

タイム計測する教室生たち

スポーツを楽しもう

閉講式の様子

今年度1回目のEDORIKU車いす陸上教室は、参加者全員がコミュニケーションを取り合って和やかに、そして楽しくも真剣にスポーツに取り組んでいる風景が印象的でした。

皆で一緒にスポーツを楽しみましょう!

このページに関するお問い合わせ

このページは文化共育部スポーツ振興課が担当しています。

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