更新日:2022年6月14日
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5月28日にEDORIKU車いす陸上教室を開催しました。
EDORIKU車いす陸上教室
令和4年5月28日、今年度2回目のEDORIKU車いす陸上教室を開催しました。この日も関東パラ陸上競技協会の花岡伸和氏を講師に迎え4名の教室生、4名の理学療法士、7名のえどがわパラスポアンバサダーが参加しました。
当日は東京都障害者スポーツ大会の陸上競技部門の開催日でもあり、EDORIKU車いす陸上教室生の半数が同大会に出場したため、この日の教室生徒は少人数となりました。
教室参加者が少なく寂しい気持ちがあった一方、それ以上に教室生が「大会」という目標を持ち、挑戦していることが分かり、とても嬉しく思いました。
体力測定・トレーニング
まず初めに、前回同様メディシンボール投げと3分間のシャトルランを行いました。同じ測定メニューを実施することで、1か月でどれだけ体力や筋力がついたか、自分の成長を感じることが測定のねらいです。
今回はアンバサダーがサポートする教室生を事前に決めたため、アンバサダーの役割をより明確にすることができました。これにより、車いすを支えたり、距離を測定したりといったサポートもスムーズに行うことができました。
体力測定の後は、室内トレーニングです。車いす利用者の場合、車いすが転倒したときに自分自身で起き上がれることが重要です。そのため会議室にヨガマットを敷き、教室生は車いすから降りてトレーニングを行いました。まずはマットに寝転がり腹式呼吸の練習、続いては椅子を使用して両腕で体を持ち上げるトレーニングです。年齢や障害の程度に応じてやりかたを工夫し、理学療法士やアンバサダーがサポートしてくれました。みんなで声をかけあいながら楽しく取り組めました。今回行ったトレーニングは自宅でも取り組むことが可能です。定期的なトレーニングを経て、自身の成長につなげていきましょう。
400メートルレース
トレーニングが終わった後は、レーサーに乗り移り、いよいよトラック走行です。まず初めにトラック1周、400メートルのタイム計測です。このタイムを基に、教室生のゴールが同じくらいになるようにハンデをつけたレースを行いました。教室生は年齢も経験もそれぞれ異なるため、一緒にレースをすると、どうしても差がついてしまいます。このようにハンデをつけてレースを実施することで、ゴール前が接戦になり、みんな、一番にゴールしようと緊迫したレースになりました。また、教室生だけでなく、アンバサダーや保護者の方もレーサーに乗って一緒に400メートルを走りました。お子さんのスピードについていくのにやっとのお父さんの姿に、会場では笑顔がこぼれていました。
アンバサダーや理学療法士もレースを全力で応援し、教室生はまるで自分がアスリートになったように応援を力にゴールを目指しました。
次は、みんなで「大会」に出場することを目標に、それぞれ頑張っている姿が印象的でした。
座学
この日の最後は座学です。EDORIKU車いす陸上教室では初めての取り組みです。これは花岡氏の提案で、スポーツ実施にあたってはスポーツをするだけでなく、生徒自身や保護者のマインドチェンジも重要であるとのことから保護者同席で実施しました。
座学では“自分の未来のためのトレーニング”をテーマに花岡氏から話があり、参加者は運動をすることの重要性や目標を持つことの意義について学びました。
明るい未来に向けて、5年後・10年後の自分の姿を想像しながら現在を過ごすことが大切であるとの話に、教室生徒をはじめ保護者やアンバサダーも熱心に花岡氏の話を聞いていました。
次回の教室は10月に実施予定です。参加希望者はスポーツ振興課パラスポーツ係(電話:03-5662-1523)へお問い合わせください。
皆で一緒にスポーツを楽しみましょう!
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