更新日:2026年8月19日
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2026年8月19日 江戸園芸植物展示「あさがお展」 開催中
変化朝顔を中心に展示
区立一之江抹香亭(一之江5丁目)では、見ごろを迎えたアサガオを展示する「あさがお展」を開催しています。花や葉などのつくりが変異した「変化朝顔」を中心に展示するほか、花の特徴や歴史をパネルで紹介しています。期間は30日(日曜日)まで、入場は無料。

一之江抹香亭は、江戸時代から粉末状の香「抹香」をつくっていた抹香屋田澤家の旧家を備えた庭園。園内の庭には樹齢750年以上といわれるタブノキがあり、かつてはその葉を石臼で挽き、抹香に加えたと伝えられています。地域に親しまれ伝承されてきた抹香屋を、一之江の歴史とともに後世に伝えていくため、2000年4月に開園しました。同園では、日本ならではの園芸植物などの展示を季節にあわせて開催しています。
アサガオは、奈良時代末期に中国から渡来し、薬草として用いられたと言われています。以降、庶民の間でも淡い青色の花をつけるアサガオが普及。江戸時代に入ると白色などの色変わりが見つかったことで鑑賞用としても栽培が広がりました。江戸時代中期以降には、突然変異で葉や茎、咲き方に違いが生じる「変化朝顔」が登場。その珍しさに魅了された人々による研究が活発に行われ、複雑化・大輪化しながら園芸植物として発展してきました。
花と野菜の出荷額で23区トップを誇る江戸川区では、花卉栽培においてアサガオの生産が盛んに行われています。毎年7月にJR総武線小岩駅南口の各商店街で「小岩あさがお市」が開催されているほか、夏の風物詩として有名な「入谷朝顔まつり(朝顔市)」にも出品されるなど、アサガオは区の特産として広く親しまれています。
同園の庭の一角にある展示場には、変化朝顔の愛好団体である「変化朝顔研究会」の協力のもと、約50鉢を展示。同園のボランティアや同研究会の会員などが栽培した変化朝顔を中心に、開花状況によって随時入れ替えながら紹介しています。本日(19日)は、おしべとめしべが花びらに変化した「牡丹咲(ぼたんざき)」や、葉が糸のように細い「糸柳葉(いとやなぎば)」、茎が平たい帯状の「石化(せっか)」などの変異が見られる花がずらりと並んでいました。花弁の中心から放射状に白い筋が入ったアフリカ系のアサガオ「曜白(ようじろ)」なども展示しており、それぞれ違いを見比べながら鑑賞することができます。また、変化朝顔についてさらに知ってもらおうと、特徴や歴史を紹介するパネルも設置。入谷朝顔まつりでも江戸時代には変化朝顔が流行していたことや、変異した株を表す「見立て名」の付け方などを写真や絵を用いてわかりやすく説明しています。開催期間中は、希望者にアサガオの種や苗の配布も行っています。
同園の担当者は、「変化朝顔には、よく見かけるアサガオとはかけ離れた姿をしているものも多いので、実際に見てその魅力を知ってもらいたい。江戸時代から守り続けてきた変化朝顔に、多くの方が興味を持っていただけたら嬉しいです」と話しています。
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