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更新日:2026年8月4日

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2026年8月4日 戦時中の様子伝える資料 区内各所で展示

区民らが寄贈 平和への願いつなぐ

江戸川区は、戦時中の区内の様子を知ってもらおうと、区民らから寄せられた資料や証言の展示を開始しました。区施設での巡回展示や常設展示を通して、戦争の悲惨さや平和の大切さを次世代に伝えます。

区民から寄せられた資料の展示

太平洋戦争下の1944年11月、東京への本格的な空襲が始まり、江戸川区内でも被害が続出。約10万人の命を奪った1945年3月10日の東京大空襲では、小松川・平井地区で約4万人が罹災し、猛火に追われて旧中川に両岸から飛び込むなどした約3千人が命を落としたと言われています。区は、戦争の悲惨な経験を風化させず、平和への思いをさらに確かなものとすることを願い、2018年3月10日に小松川さくらホール(小松川3丁目)に「江戸川区平和祈念展示室」を開設。遺族から寄贈された戦災資料や解説パネルなど約100点を常設展示しています。また、同ホールに隣接する小松川さくら公園(小松川3丁目)には、「旧江戸川区役所文書庫」が戦火に焼け残った当時の姿を留めています。平和と文化の重みを伝える重要な遺産として、今年3月に区指定有形文化財に指定され、現在は歴史的価値を損なわないよう補修を進めています。

戦後80年が経過し、区内でも戦争経験者は減少。若い世代が戦時中の様子を知る機会は少なくなっています。区は次世代に平和への思いを受け継ぐため、昨年12月から、戦時下の区内の様子を知ることができる資料や証言を広く募集。これまでに、59点の資料と7点の証言が寄せられました。

今月1日(土曜日)から始まった巡回展示では、戦時中に使われた生活用品などのほか、戦争経験者らの体験記もパネルで紹介しています。1カ所目となる区立中央図書館(中央3丁目)は、2階の特設コーナーで5日(水曜日)まで展示を実施。虎が縫い取られた千人針や、陸軍の兵士が貴重品を収めて携行する奉公袋、衣服の配給を受けるための衣料切符など5点をケース内に展示しています。壁には、戦争経験者らから寄せられた体験記を紹介するパネルを掲示。2名の証言を写真とともに掲載し、それぞれの家族を取り巻く戦争の悲惨さや平和への思いを伝えています。同展示は、区内5施設を巡りながら31日(月曜日)まで開催します。

区平和祈念展示室の一角においても、区民らから寄贈された資料9点を常設展示。一面にびっしりと寄せ書きがされた日章旗や、旧日本海軍の予科練での教務内容が記された筆記帳、駐屯地などで通貨の代わりに使われた軍票などが並んでいます。また、区ホームページでは、寄せられた資料や体験記を紹介するデジタルアーカイブを公開しています。

総務部人権・男女共同参画推進センターの大森早恵(おおもりさなえ)センター長は、「戦争を経験した方が少なくなる中で、戦時中の様子を伝える資料はとても貴重です。この展示を通して、戦争の記憶を身近に感じ、平和の大切さを考える機会にしていただきたい」と話しています。

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