更新日:2024年5月13日
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2024年(令和6年)5月13日 名人が育てた「サツキ」 区役所に展示
サツキに魅せられ60年 丹精込めて育てた逸品
約60年にわたり自宅で「サツキ」を栽培し、国内の大会で数多くの受賞をしている“サツキ名人”の海老根衛(えびねまもる/89歳/東小岩1丁目)さん。今年も海老根さんが丹精込めて育てたサツキの盆栽が、江戸川区役所(中央1丁目)の正面玄関及び3階エレベーターホールに展示され、来庁者の目を楽しませています。
海老根さんは20代後半の頃、栃木県を旅行中に美しいサツキにひと目惚れして以降、約60年にわたってサツキづくりに取り組んでいます。最盛期には70~80鉢を育て、全国規模の展覧会に数多くの盆栽を出品。日本皐月協会主催の花季陳列展(現在の「さつきフェスティバル」)では、1980年と1983年の2度にわたって同展の最高賞である「農林水産大臣賞」を受賞したほか、1990年には、アジア地域で初の開催となった「国際花と緑の博覧会(通称:花の万博)」(大阪市)において「金賞」を受賞しました。
“サツキ名人”として知られる海老根さんの作品は、2002年から毎年、区役所本庁舎内に展示されており、今年で23年目となります。今回、正面玄関入口に飾られた作品は、樹齢15年を超え、樹高は約120センチメートルもある「明日香錦(あすかにしき)」。ピンクや白など鮮やかな花色で、花弁の先が丸い「丸弁」と先が尖った「剣弁」がバランスよく入り混じっています。今年は春先の気温が低かった影響で全体的に花が小ぶりなものの、色鮮やかで美しい出来栄えとなりました。また、3階エレベーターホールには、濃紫色や白など花弁のコントラストが美しい樹高約110センチメートルの「明日香(あすか)」も展示しています。近隣の住民をはじめ、区外のサツキ愛好家も海老根さんの作品を毎年楽しみにしています。
60年もの間、サツキを愛情込めて育て続けてきた海老根さんは、「年によって花付きや色彩が異なるのがサツキの魅力です。今年は色彩のバランスが良く、一つの鉢でさまざまな花色を楽しむことができます。ぜひ多くの方に見てもらいたいです」と話しています。
区役所でのサツキの盆栽の展示は6月中旬頃まで。花の状態によっては、鉢を変える場合があります。
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