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更新日:2022年5月15日

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未来へのヒント 第9回辻内 彩野さん(パラ水泳選手)

CCBY 但し、画像データは除きます

 

 

 

辻内 彩野さん

東京2020パラリンピックの水泳競技でアジア記録を更新するなどの活躍を見せた区出身のパラアスリート・辻内彩野(つじうち あやの)さん。国際的な舞台では避けて通れない、言語の壁や習慣の違いも丸ごと楽しんでポジティブに捉えてしまう彼女が、「世の中がちょっと面白いことになりそう」という動機で狙う、次なる目標を伺いました。

 

Profile

進行性の黄斑ジストロフィーと診断され、大学からパラ競泳に転向。2018年アジアパラ大会や2019年パラ水泳世界選手権にも出場しメダルを獲得するなど、数々の日本記録を更新している。

 

(注)辻内選手の辻は一点しんにょうです。

「え、弱視なの?でも速い!」って世間の人に驚いてほしい

―辻内さんは、普段の生活と勝手が違う海外遠征をいつも楽しんでいると伺いました。海外遠征の場合の面白みというのはどんなところにあるのでしょう?
まずなんといっても言葉でしょうね。日本語が通じないなんて面白すぎるじゃありませんか(笑)
英会話ならある程度できるのですが、非英語圏では試合会場を一歩出ると現地の言葉でないと通じないということが珍しくありません。ジェスチャーなども含めて「どうやったら伝わるんだろう」と頭をひねる感覚は本当に面白い。

―辻内さんの地元、二之江は古川親水公園があり、「水と緑」の景色が広がっています。弱視の辻内さんからはどんな場所に感じられますか?
私の視界は全体的にぼやけていて、少し離れたものだと輪郭すらはっきりしないくらいなのですが、色覚にはあまり問題がありません。そうすると、この周辺にたくさんある草木の色彩はぼんやりした緑の塊のような感じ。視界の中でかなり存在感があり、いわゆる癒やしのイメージに反してかなりにぎやかな景色に見えています。
古川親水公園は庭みたいな場所で、置き石の形も地面の感触も体が覚えているくらいだから特別ですね。小さいころから裸足で入って涼んだり、玉砂利敷きのところで足つぼマッサージごっこをして「痛い!痛い!」と騒いでみたりしてよく遊んでいました。学校帰りに川面をのぞき込んだ友達のランドセルのロックが開いていて、教科書やノートがザーッと水に落ちちゃって、流されていったのをみんなで拾い集めたなんてこともあったかな(笑)。古川は本当に特別な場所です。

―今後、パラ水泳にとどまらず、積極的に健常の大会に挑んでいくと伺っています。
動機は二つあって、一つは競技生活での最大の目標である”パラ水泳での世界記録”の達成のためのアプローチとしてです。これまでの経験から「あの大会に出るぞ」と張り切る中でタイムがついてくるという実感があるので、日本選手権やジャパンオープンという大舞台をターゲットにすることで自己記録を更新していきたい。
もう一つは…私のように白杖を持っている視覚障害の選手が注目度の高いジャパンオープンや日本選手権に出てきたら、世の中がちょっと面白いことになりそうだという期待ですね。「え、弱視なの?でも速い!ええっ?!」って世間の人に驚いていただこうじゃないかと企てています。

―”パラ水泳界のニューヒロイン”と報じられた辻内さん。今後、さらに世間の注目を集めることになりそうですね。
”ニューヒロイン”はいいかげん、卒業させてほしいですね。照れくさいので(笑)。どちらかと言ったら私は先行する側の立ち位置じゃないかという自覚もありますし。これからまた私が世間から注目していただける機会があるなら、”誰でも”の一人として、スポーツの世界にとどまらず地元の江戸川区や社会のためにできることに挑戦していきたいですね。

江戸川区の共生社会の情報発信サイト「TOMONI(ともに)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)」では、辻内さんの他、先進的な取り組みを行う企業、専門家、研究者などさまざまな方のインタビューをお届けしています。

問い合わせ 共生社会推進係 電話:03-5662-0091

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