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更新日:2025年2月21日

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2025年2月21日 郷土資料室企画展「築99年の住宅調査からわかること」開催中

大正から昭和にかけての住宅やくらしを紹介

企画展「江戸川区郷土資料室(松島1丁目)」では、大正時代以降の家屋の建築構造や暮らしぶりを紹介する企画展「築99年の住宅調査からわかること-旧東宇喜田村桑川新田 佐久間八郎右衛門家調査報告-」を、3月9日(日曜日)まで開催しています。入場無料。

佐久間八郎右衛門家は、関東大震災で倒壊後、翌年の大正13年(1924年)に新築された建造物。99年もの長い期間居住されてきましたが、2023年4月に解体されました。和室や奥座敷など9部屋からなる木造平屋建てで、一部に屋根裏部屋を持ち、4方向に屋根面が見える寄棟屋根の桟瓦葺きです。区郷土資料室は、貴重な古い木造建築を記録に残すために調査を実施しました。

同企画展では、実測に基づき作成した図面や所蔵されていた文書などを展示し、大正・昭和初期の江戸川区の住宅やくらしを紹介します。会場では、「建築」、「文書(もんじょ)」、「民具」の3部構成で展示しています。「建築」では、建物を内外から計測して作成した平面図・立面図・断面図などをパネルで紹介。増改築を繰り返した形跡から、時代の変化に伴い家屋の構造が移り変わったことを写真で知ることができます。「文書」では、土地や家屋についての書類や、冠婚葬祭の様子がわかる覚書などを展示。「家屋建築費明細簿」には、関東大震災で家が倒壊してから再建するまでに負担した費用の明細が記されており、合計金額は11,000円と現在の価格で5000万円ほどになることなどを解説しています。「民具」では、冠婚葬祭で使用する脚付きの膳や椀などを多数所有していることから、同家に人が集まる機会が多かったことを伝えています。また、会場には企画展の内容に関するワークシートを用意し、子どもでも楽しみながら鑑賞できるよう工夫しています。

企画展を担当した区郷土資料室学芸員の森田聖子(もりたせいこ)さんは、「戦争や高度経済成長期などを経て都市化が進むなかで、大切に残されてきた建築物です。当時の暮らしについても知ることができるよい機会ですので、最終日まで多くの方にご来場いただきたいです」と話しています。

江戸川区郷土資料室企画展「築99年の住宅調査からわかること-旧東宇喜田村桑川新田 佐久間八郎右衛門家調査報告-」

  • 日時:令和6年12月14日(土曜日)~令和7年3月9日(日曜日)9時~17時 (注)休室日:2月23日、2月24日
  • 会場:江戸川区郷土資料室(江戸川区松島1丁目38番1号グリーンパレス3階)
  • 入場料:無料
  • 関連イベント:担当学芸員によるギャラリートーク(3月9日 14時~14時20分)
  • 問合せ:江戸川区教育委員会事務局教育推進課文化財係 電話:03-5662-7176

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