更新日:2025年2月13日
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2025年2月13日 使用済みハブラシを学校で回収
ライオン株式会社と連携 学校で取り組むハブラシリサイクル
江戸川区は、区内に製品や技術開発の拠点を置く「ライオン株式会社」と連携し、家庭から出る使用済みのハブラシを区立学校3校で回収する取り組みを始めました。学校でのリサイクル活動によって、プラスチック製品の再資源化の理解・促進につなげていきます。
江戸川区平井にある同社の研究所では、様々な製品の開発や研究を行っています。社会貢献活動の一環として、区内の小中高生を対象にした科学の実験教室やえどがわエコセンターと連携した環境活動も実施しています。また、同社では2015年から使用済みハブラシの回収・リサイクル活動を行っており、2020年からは行政の資源回収事業と連携したリサイクルを実施。これまでに約173万5千本(2024年5月時点)を回収しており、同社が提携するリサイクル工場で15センチ定規や手鏡などのプラスチック製品に再生され、プラスチックの再資源化の理解に役立てられました。ハブラシを製造・販売する企業として、環境への負荷軽減にもつながる取り組みを積極的に行っています。
区内の小学生のむし歯被患率は、都の平均よりも高いことから、区では今年度、区立小・中学校に通う全児童・生徒に毎月1本ずつハブラシを配布する事業を行っています。こうした中、区が歯の健康づくりに力を入れていることに共感した同社から、使用済みのハブラシの回収を行いたいという提案がありました。区はプラスチック製品の再資源化につながり、子どもたちへの環境教育にも役立つことから、小・中学校3校でモデル実施することにしました。
今回の事業に参加するのは、第七葛西小学校(西葛西7丁目)・瑞江小学校(西瑞江3丁目)・瑞江中学校(江戸川4丁目)の3校。校内に専用ボックスを配置し、家庭や学校で使用したハブラシをメーカーを問わず回収します。再生したプラスチック製品を活用し、口腔ケアについての出前授業やワークショップも行います。
期間は夏休みに入る7月下旬までの約半年間で試行的に実施。リサイクル活動を通じて、子どもたちが楽しみながら健康な歯を保つよう、月に一度の交換を促していきます。回収量や行動変容の効果等を踏まえ、今後、実施校の拡大を検討していきます。
区教育委員会事務局学務課の田森健志(たもりたけし)課長は、「毎日使う身近なハブラシのリサイクルに参加することで、児童生徒の歯の健康づくりと環境問題への関心につなげていきたいです」と話しています。
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