2024年（令和6年）1月11日 将来の妊娠を希望する男女を支援「プレコン相談」開設

23区初！妊娠可能性検査を無料で実施

江戸川区は、将来の妊娠を望む若い男女の健康づくりを支援しようと、気軽に月経や性に関する悩みについて、無料で医師に相談できる窓口「プレコン相談」を今月20日（土曜日）に開設します。希望者は医師と相談したうえで、無料で妊娠可能性検査を受けることができます。また、将来の妊娠のための健康管理を支援するため、民間のアプリを活用した情報提供も2月から開始予定です。

プレコンセプションケアとは、若い男女が将来の妊娠を考えて、自身の生活や健康に向き合うこと。自分だけでなく、次世代の子どもの健康にもつながるヘルスケアです。

区では今年度から、結婚や出産、子育てを希望する方がその望みをかなえることができるよう、区独自の子育て支援策を拡充し、子育てをトータルでサポートする「えどがわ50の子育てプラン」を展開。区立小・中学校などでの給食費無償化や病児・病後児保育の無償化など、一人ひとりのライフステージに合わせた様々な施策を実施しています。この施策の一つとして「プレコンセプションケア支援事業」を開始します。

「プレコン相談」は、江戸川区医師会の協力のもと実施し、江戸川区医師会医療検査センター（船堀4丁目）に開設。相談しづらい月経や性、妊娠に関わる不安や悩みに医師が対応します。初回は今月20日（土曜日）で、以降は毎月一回、土曜日の午後に実施。区ホームページで予約を受け付けます。対象は中学生から結婚前の男女（女性は39歳）です。希望すれば、医師と相談のうえで、血液検査により卵巣の中に卵子がどれくらいあるかを推定する「AMH検査」や精液の量や精子濃度などを調べる「精液検査」などの妊娠可能性検査を無料で受けることができます。

今後は、株式会社エムティーアイ（代表取締役社長：前多俊宏/本社：東京都新宿区）が提供する女性の健康情報サービス「ルナルナ」内に区特設ページを開設し、「プレコン相談」や女性の健康づくりに関する情報などを広く発信していきます。また、プレコンセプションケアの普及啓発のため、区内の中学校での講座の開催やチラシ・ポスターでの周知を実施していきます。

健康部健康サービス課菊池佳子（きくちよしこ）課長は「若いうちから自分の健康に向き合うことは大変重要なことです。気軽に相談・検査ができる体制を整えたので、多くの方に利用してほしい」と話しています。