更新日:2024年1月10日
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2024年(令和6年)1月10日 企画展「江戸川区の漁ー海と川と魚と貝とー」開催中
自然に恵まれた当時の暮らしを知ってほしい
葛西浦と呼ばれる江戸川区の南部地域でかつて盛んだった漁業の歴史や当時の暮らしを紹介する企画展「江戸川区の漁-海と川と魚と貝と-」を、江戸川区郷土資料室(松島1)で開催しています。期間は3月10日(日曜日)まで、入場無料。
同企画展は、古来より区内で盛んだった水産業の様子や歴史に関心を持ってもらうことを目的に開催。葛西浦での漁業に関する文書を初めて展示するほか、漁猟の道具など37点の資料や区民への聞き取り調査などをもとに、パネルや写真で当時の様子を紹介しています。
会場では、「江戸川区の漁業の歴史」、「海の漁」、「川の漁」の3部構成で展示しています。「江戸川区の漁業の歴史」では、東京内湾の漁業組合の中で大森町、羽田浦に次ぐ3番目に漁業者数が多かった葛西浦において、ノリをはじめアサリやシジミ、ウナギなど多くの魚介藻類が採取されたことをパネルで紹介。人口増加などに伴う東京湾の埋め立てにより1962年に漁業権を放棄するまでの歴史を解説しています。「海の漁」では、アサリやハマグリを鉄の歯がついた籠「腰巻籠」で海底をさらって採取したことや、貝の保全のため、底が格子状の道具「ガタ」で小さい貝を取り除いたことなど、養殖の様子を道具の展示とともに紹介しています。「川の漁」では、江戸川の河口などで行われたウナギ漁に用いた筒状のわなや専用のカマのほか、河川や水路で主に自家用として他の淡水魚をとるときに使った竹の棒を四隅につけた網「ヨツデ網」を展示しています。会場には展示の内容に関するワークシートを用意し、子どもでも楽しみながら鑑賞ができるよう工夫がされています。
企画展を担当した区郷土資料室学芸員の森田聖子(もりたせいこ)さんは、「この企画展を通して、海や川から自然の恵みをたくさんもらっていた江戸川区の豊かな暮らしを知ってほしいです」と話しています。
江戸川区郷土資料室企画展「江戸川区の漁-海と川と魚と貝と-」
- 日時:12月16日(土曜日)~3月10日(日曜日) 9時00分~17時00分 (注)休室日:2月11日、2月12日、2月23日
- 会場:江戸川区郷土資料室(江戸川区松島1-38-1グリーンパレス3F)
- 観覧料:無料
- 関連イベント:・担当学芸員によるギャラリートーク(1月21日、2月24日、3月10日各回14時00分~14時20分)
・ワークショップ「うろこぺたぺた!じぶんだけのおさかなをつくってみよう!」(1月21日 13時00分~15時00分)
・講演会「その後の東京湾」(2月18日 14時00分~16時00分、要申込)
- 問合せ:江戸川区教育委員会事務局教育推進課文化財係 TEL:03-5662-7176
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