更新日:2023年11月2日

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児童虐待防止推進活動・広報啓発

体罰等によらない子育てのために~みんなで育児を支える社会に~

令和元年6月に児童福祉法等改正法が成立し、親権者等は、児童のしつけに際して、体罰を加えてはならないことが法定化され、令和2年4月から施行されました。

体罰によらない子育てを広げよう

親が「しつけ」と考えていたとしても、体罰等が繰り返されると、子どもの心身の成長・発達にさまざまな悪影響が生じる可能性があります。

法律の施行を踏まえ、子どもの権利が守られる体罰のない社会を実現していくためには、一人ひとりが意識を変えていくとともに、子育て中の保護者に対する支援も含めて社会全体で取り組んでいかなくてはなりません。

子育てを頑張るのは、とても大変なことです。
保護者が孤立せず、地域で安心して子育てができるよう、子育て家庭を応援しながら体罰等のない社会を実現していきましょう。

しつけと体罰は何が違うの?

しつけとは、子供の人格や才能を伸ばし、社会において自立した生活を送れるようにすること等の目的から、子どもをサポートして社会を育む行為です。

体罰とは、たとえ「しつけ」のためだと親が思っても、身体に、何らかの苦痛を引き起こし、又は不快感を意図的にもたらす行為(罰)です。それらは、どんなに軽いものであっても体罰です。

(体罰の例)

  • 言葉で3回注意したけどいうことを聞かないので頬を叩いた
  • 大切なものにいたずらをしたので、長時間正座をさせた
  • 友達を殴ってケガをさせたので、同じように子どもを殴った
  • 他人のものをとったので、お尻を叩いた
  • 宿題をしなかったので、夕ご飯を与えなかった
  • 掃除をしないので、雑巾を顔に押し付けた

なぜ体罰等をしてはいけないの?

体罰等が子どもの成長・発達に悪影響を与えることが科学的に明らかになっており、体罰等が繰り返されると、心身に様々な悪影響が生じる可能性があることが報告されています。

例えば、親から体罰を受けていた子どもは、受けていなかった子どもに比べて行動問題のリスクが高まります。

(例)

  • 落ち着いて話を聞けない
  • 約束を守れない
  • 1つのことに集中できない
  • 我慢ができない
  • 感情をうまく表せない
  • 集団行動できない

体罰等によらない子育てのために

子育てを担うことは、大変なことです。
子どもに腹が立ったり、イライラしたりすることは、子育て中の保護者の多くが経験するものです。

子どもを育てる上では、支援を受けることも必要であり、区が提供している様々な子育て支援サービスを積極的に活用しましょう。

江戸川区では、専門性をもったスタッフが、子どもの立場にたった支援を一緒に考えます。子育てやしつけなどで悩みや不安をお持ちの方は、お気軽に「はあとポート」に、ご相談ください。


こども家庭庁「体罰等によらない子育てを広げよう!」パンフレット(PDF:2,421KB)別ウィンドウで開きます

こども家庭庁「たたかれていい子どもなんて、いないんだよ。」パンフレット(PDF24,477KB)別ウィンドウで開きます


東京都体罰などによらない子育てハンドブック(PDF:18,258KB)別ウィンドウで開きます

オレンジリボン運動

全ての子どもは、「児童の権利に関する条約」の精神にのっとり、適切な養育を受け、健やかな成長・発達や自立が図られることなどを保障される権利があります。

子どもの健やかな成長に影響を及ぼす児童虐待の防止は社会全体で取り組むべき重要な課題です。

「オレンジリボン運動」別ウィンドウで開きますは、子ども虐待防止のシンボルマークとしてオレンジリボンを広めることで、子ども虐待をなくすことを呼びかける市民運動です。オレンジリボン運動を通して子どもの虐待の現状を伝え、多くの方に子ども虐待の問題に関心を持っていただき、市民のネットワークにより、虐待のない社会を築くことを目指しています。

児童虐待を防ぐために、行政機関だけではなく、全国の民間団体が様々な取組を行っています。

 

 

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このページは子ども家庭部 児童相談所相談課が担当しています。

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