更新日:2022年10月15日
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未来へつなぐまちづくり(10月15日)
今年、江戸川区は区制施行90周年を迎えました。昭和7年(1932年)10月、7つの町村が合併して誕生した江戸川区。今や70万人を数える人口も当時は10万人ほどで、のどかな田園風景が広がっていました。 この90年を振り返ると、区民の皆さんと共にまちづくりを進めてきた歴史があらゆる場面で見て取れます。環境浄化や緑化運動など区民の力を結集した住みよいまちづくりはもちろんのこと、区内の至る所で行われるおまつりや防災訓練には、江戸川区ならではの地域コミュニティの強さを感じます。 戦後間もない昭和22年(1947年)、六・三制の新たな教育制度が始まった時のことです。区内では12校の新制中学校が一気に開校しました。しかしながら、区の予算では校舎の建設までで手いっぱい。それを知った地域の皆さんが、寄付金を募って机や椅子、黒板などの備品や教材をそろえ、くわやシャベルを持ち寄って校庭の整地をしてくださいました。これはほんの一例ですが、まさに今の江戸川区は地域の皆さんの力によって創り上げられたのです。 時がたち、令和の時代に入りましたが、こうした「人の温かさや結び付き」はさまざまな形で今に受け継がれています。先人が育んできた誇れる地域愛を次の世代につなぎ、より良い未来を描くため、今を生きる私たちが力を合わせてまいりましょう。 江戸川区長 斉藤猛 |
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