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更新日:2025年2月3日

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2025年1月31日 東京藝大の学生によるアートワークショップ

やむを得ず登校できない子どもたちが詩を創作 自己表現の場に

アートワークショップ

「不登校クエスト」の著者で、東京藝術大学の大学院生、内田拓海(うちだたくみ)さんらとやむを得ず学校に登校できない子どもたちが交流するワークショップが本日(31日)、グリーンパレス(松島1)で行われました。子どもたちが自由なテーマで考えた詩の朗読に合わせ、内田さんが即興によるピアノ演奏をしました。

区が昨年度行ったアンケートでは、回答した不登校児童・生徒の57%が「将来の夢や目標とする人がいる・なんとなくいる」と答え、さらに将来の夢に小説家やイラストレーターなど表現者としての職業が多く挙がりました。今回の取り組みは、江戸川区と東京藝術大学との連携事業「あーとtoともにプロジェクト」の一環。学校以外の小・中学生の学習支援などを行う「学校サポート教室」の利用者を対象に、自己表現の場を設ける取り組みについて東京藝術大学に相談して企画が実現しました。

今回は、同大学の大学院生で、不登校の経験があり作曲家として活躍している内田拓海さんと、詩やイラストレーションなど幅広く創作活動を行うのもとしゅうへいさんを講師に招き、詩と音楽で自己表現をするワークショップを開催することになりました。子どもたちが作品をプロの指導のもと作成することで、自己肯定感を高め、社会とのつながりを築くきっかけにしてもらいます。

本日(31日)午前10時30分、会場には区内3か所の学校サポート教室から小学生1名、中学生7名が集まりました。午前中は、「たまご」「漂う」など名詞や動詞などの様々な言葉が書かれた124枚のカードをヒントに、自分の好きな言葉を付け加えて詩をつくりました。生徒は「星空が漂うとぞくぞくと人間が溶け込んでいった」などの詩を発表。内田さんとのもとさんは、「ストーリーができていて面白い」、「言葉の選び方がかっこいい」など、一つ一つ丁寧にコメントをしていました。午後は、内田さんのピアノ伴奏に合わせて詩を朗読。詩のイメージや言葉の抑揚によって変わる曲調に、子どもたちは嬉しそうな笑顔を見せていました。ワークショップを終えた生徒からは、「詩を作るのは難しかったが楽しかった」などといった声が聞かれました。

講師を務めた内田さんは、「小・中学校で不登校だったということもあり、このような機会をもらえたのはよかったです。今回のワークショップに参加した子どもたちには、無理せず自分のできることを突き詰めていってほしい」と話しました。また、のもとさんは、「ワークショップを開催するのは初めてだったので手探りでしたが、楽しんでもらえたようでよかったです。詩や音楽などの作品づくりを難しいと思いすぎず、夢に向かって自由に取り組んでもらいたいです」と話しました。

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