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更新日:2023年9月28日

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2023年(令和5年)9月28日 アイススケートリンクの製氷作業大詰め

プールからスケートリンクへ衣替え

都内唯一の公営アイススケートリンクがある「江戸川区スポーツランド(東篠崎1)」では、10月1日(日曜日)のスケートリンクオープンを目前に控え、リンクの製氷作業が大詰めを迎えています。

スポーツランドは1982年にオープンした複合スポーツ施設。トレーニングルームやテニスコート、フットサル場などが常設されています。夏季(7月~8月)はプール、冬季(10月~5月)はアイススケートを楽しむこともできるとあって、区内外から多くの利用者が来場しています。

同施設のアイススケートリンクは、8月末までプールとして利用した施設に製氷作業を施したもの。大きさは60m×30mで、アイスホッケーやフィギュアスケートなど各スケート競技に対応した本格的なリンクです。例年ピークとなる1月の休日には1日に1千人以上が訪れ、シーズンの延べ利用者数は約13万人に上ります。新型コロナウイルス感染拡大に伴う利用時間の制限により、一時は来場者数が減少したものの、昨季は約116,000人まで回復しました。

製氷作業今季のリンク整備は今月3日にスタート。2台の冷凍機をフル稼働させながら、リンク下に埋設された約600本ものU字型鉄パイプにマイナス13℃の不凍液を循環させます。リンク底の温度がマイナス4~5℃まで下がったところで、散水作業を開始。ろ過した水道水をホースで霧状に撒く作業を繰り返しながら何層にも氷を張り、より丈夫で溶けにくいリンクをつくります。氷の厚さが1.5cm程度になったら、白色のメッシュシートをリンク全面に敷き、その上に赤色や青色の同シートを使ってホッケー用のラインや本区の紋章を入れます。シートをリンク上に慎重に並べ、如雨露で水をかけると、すぐに凍ってきれいなラインが出来上がります。その後は、オープン前日まで繰り返し散水作業を行い、厚さ7cm程度まで製氷したら完成です。リンク内は外気温や湿度の影響を受けやすいため、日によって作業の進捗状況は異なるものの、1日0.7cmほど厚みが増すよう24時間体制で散水作業を続けています。

今季は暑い日が続き、リンク底の温度が氷点下になるまでに時間がかかったほか、夜間も外気温や湿度が高くなかなか氷が固まらないなど、例年に比べ製氷作業に手間がかかりましたが、着々と準備を進めることができました。

オープン当日の10月1日(日曜日)は都民の日にあたるため、中学生以下の入場料が無料になります。利用者から氷の質が良いと定評のある同施設の新井照生(あらいてるお/60歳)館長は、「今年は暑い日が続きましたが、無事状態の良いリンクができました。ぜひお越しいただき、多くの方にアイススケートを楽しんでほしい」と話しています。

江戸川スポーツランドアイススケートリンク

  • 営業時間:2023年10月1日(日曜日)~2024年5月31日(金曜日)
    月曜・水曜・金曜:午前9時~午後6時
    土曜日・日曜日・祝日:午前10時~午後6時
    (火曜・木曜は貸切)
  • 場所:江戸川区東篠崎1-8-1/電話:03-3677-1711
  • 利用料金
    入場料 大人:520円、小中学生:210円、幼児(要保護者同伴):無料
    貸靴料 大人:320円、小中学生:210円、幼児:210円
  • その他:同館専属インストラクターによる初心者向け30分無料レッスン(毎週日曜日)や習熟レベルに応じた各種教室(要事前申込/3,280円~(注)貸靴料含む)を開催

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