更新日:2025年8月20日
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「旧中川東京大空襲犠牲者慰霊灯籠流し」開催
戦後80年 平和を願って
終戦の日の8月15日(金曜日)、旧中川の「ふれあい橋(平井3丁目)」付近では、東京大空襲で猛火から逃げようと川に飛び込み、犠牲になった人を慰霊する「第27回 旧中川東京大空襲犠牲者慰霊灯籠流し」が開催されました。主催は、旧中川灯籠流し実行委員会(会長:江頭正恭/えとうまさやす)。
約10万人の命を奪った1945年3月10日の東京大空襲。旧中川沿いの小松川・平井地区では、約4万人が罹災し、猛火に追われて旧中川に両岸から飛び込むなどした約3千人が命を落としたと言われています。
「旧中川東京大空襲犠牲者慰霊灯籠流し」は、1999年から終戦の日に毎年開催。江戸川区と江東区をつなぐ「ふれあい橋」の完成で交流を深めた両区の住民が、犠牲者を悼むとともに、平和の尊さを後世に語り継いでいこうと開催されました。2001年には、区民や企業から寄付を募って、船をかたどった慰霊碑「鎮魂(題字:鈴木春朝/平成24年度江戸川区文化賞)」がふれあい橋のたもとに建立されました。また、昨年4月には、灯籠流しを通じた近隣小学生への平和学習や護岸の清掃活動が、河川の環境保全や地域活性化に大きく貢献したと評価され、同実行委員会が「令和6年河川功労者表彰」を受賞しました。
8月15日(金曜日)午後6時30分から行われた式典には、斉藤猛(さいとうたけし)江戸川区長や地元選出の議員、諸団体の代表らが参列。主催者や来賓によるあいさつの後、地元小学生が「国連平和の鐘」のレプリカを献鐘し、黙とうをささげました。午後7時からは、地元出身で元宝塚歌劇団の美園(みその)さくらさんや、集まった地元住民ら約5千人が両岸から「平和」や「戦争がなくなりますように」などと書かれた灯籠を流しました。
灯籠に「平和を守ろう」と書いた小学生は、「東京大空襲から80年が経ちましたが、もっと時間が経っても平和が続いてほしいです」と話しました。
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