更新日:2025年3月1日
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赤ちゃんの栄養・離乳食
赤ちゃんは、母乳や育児用ミルク等の乳汁を吸うことから、なめらかにすりつぶした食べ物を飲み込むことを経て、形ある食べ物をかみつぶして飲み込むことができるようになっていきます。
大切な赤ちゃんのために~初めての離乳食講習会~
進め方の目安:離乳の開始から完了まで
規則的な食事のリズムを整え、食べる楽しさを体験していきましょう。
注意
- 上記の量はあくまでも目安であり、こどもの食欲や成長・発達の状況に応じて、食事の量を調整します。
- 離乳開始前の赤ちゃんの最適な栄養源は、母乳またはミルクです。離乳開始前にあえて、果汁等を与える必要はありません。
- 離乳の始めは味ならしやスプーンならしをかねて、ゆっくりとすすめていきます。
成長の目安
親子健康手帳(母子手帳)の身体発育曲線に体重、身長を記入して、身体発育曲線のカーブに沿っているかどうか確認します。
(参考:厚生労働省雇用均等児童家庭局母子保健課授乳離乳の支援ガイド)
食べ方の目安
- 離乳の開始では、赤ちゃんの様子を見ながら1さじずつはじめます。
- 離乳が進むにつれ、1日2回食3回食へと食事のリズムをつけ、生活のリズムを整えていきます。
- 味や舌触りを楽しむ、家族と一緒に食卓を囲む楽しさ、手づかみ食べで自分で食べる楽しさ、などの「食べる楽しさ」の体験を増やしていきます。
食品の種類と組み合わせ
- 離乳の開始では、米のおかゆから始めて慣れてきたらじゃが芋や野菜、果物さらに慣れたら豆腐や白身魚など種類を増やしていきます。
- はちみつは、乳児ボツリヌス症予防のため、満1歳までは使わないようにします。
- 離乳が進むにつれ、卵は卵黄(固ゆで)から全卵へ魚は白身魚から赤身魚青皮魚へと進めます。乳製品は、ヨーグルト、塩分脂肪の少ないチーズを用いてもよいです。脂肪の少ない鶏肉や緑黄色野菜なども取り入れ、種類を増やしていきます。
- 生後9か月以降は、鉄が不足しやすいので赤身の魚や肉、レバーを取り入れたり、調理用に育児用ミルクを使用する等の工夫をします。
- フォローアップミルクを使用するのであれば9か月以降とします。
- 離乳の進行に応じてベビーフードを利用することができます。
- 家族の食事から調味する前のものを取り分けることができます。
調理形態・調理方法
- 離乳の進行に応じて食べやすく調理したものを与えます。
- 衛生面に十分配慮します。
- はじめは、なめらかに調理し次第に粗くしていきます。
- 離乳の開始ごろは、調味料は必要がないが、離乳の進行に応じて調味料を使用する場合は、それぞれの食品のもつ味を生かしながら薄味でおいしく調理します。
食事量の目安
身長・体重が身体発育曲線のカーブに沿っているかを確認し、判断の目安とします。
栄養相談
赤ちゃんの栄養や離乳食の進め方など詳しく知りたい方は、栄養相談を受けることをお勧めします。
お問い合わせは各健康サポートセンター栄養士まで。
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