更新日:2022年9月27日
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太陽フレアの災害対策ついて
概要
大規模な太陽フレアが発生した場合は、都市機能の停止や情報難民の発生など様々な被害が想定されています。太陽フレアは人類が人工衛星を使った通信システムや地球上での放送ネットワークを構築したことなどにより、社会が高度化したことによる新たな自然災害です。
本区としても、総務省の今後の動きを注視するとともに、太陽フレアが発生した場合は、国からの情報を速やかに発信することで被害を最小限に抑えていきます。
太陽フレアとは
太陽の表面に見える黒点周辺で起こる大規模な爆発です。
太陽フレアによる影響
- 携帯電話やテレビなどの放送が視聴不可
- カーナビゲーションシステムの機能不全
- 電力設備で誤作動が起き、広域停電の発生
過去の事例
- 1989年カナダで電力会社の設備が磁気嵐の影響で故障し、約9時間にわたり停電が発生、約600万人に影響が出ました。
- 2003年スウェーデンで送電システムが磁気嵐の影響で障害を起こし、約1時間の停電が発生、約5万人に影響が出ました。
発生予測
太陽活動の周期から2025年7月(11年周期)とされています。
対策
総務省は「太陽フレア」発生時の被害想定と対策をまとめた「宇宙天気予報の高度化の在り方に関する検討会 報告書」を令和4年6月21日付で発表しました。その中で対策を下記のとおり提言しています。
- 国家で危機管理にあたる必要性
- 宇宙天気予報士の創設