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更新日:2025年8月1日

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戦後80年、平和に心を寄せて(8月1日)

「ここ(小松川・平井周辺)なんか火の海だよ。人がいっぱいでそれをかき分けるのが大変だった。B29が焼夷弾をバラバラ落としていくから…。焼け野原で、忘れられない」

こちらは、えどがわ区民ニュース『東京大空襲の記憶(令和6年9月1日号)』の冒頭で、関野さんが語る当時の様子です。

戦災で焼けた小松川・平井地区

今年は戦後80年の節目の年。先の東京大空襲では、一夜にして10万人もの尊い命が失われ、区内の死傷者はおよそ6600人、り災者は4万人に上りました。その中でも小松川・平井地区は特に被害が大きく、空襲による猛火から逃れるため多くの方が川に飛び込み、およそ3000人の方が犠牲になりました。

この地域に流れる旧中川では、毎年8月15日の終戦の日に、空襲で犠牲になった方の慰霊のため、そして平和への願いを込めた「灯籠流し」が行われています。昨年の灯籠流しに参加した小学生は「今、与えられた命をしっかり大事にして生きていこうと思いました」と涙ながらに話してくれました。

戦争という過ちを二度と繰り返さないために、戦争の悲惨さ、そして平和の尊さをしっかりと後世に伝えることが、今を生きる私たちの使命であると、改めて強く認識いたしました。

江戸川区長 斉藤 猛

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