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更新日:2020年8月10日

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平和の尊さを伝える 若い世代の想い(8月10日)

 

 先月、「原爆犠牲者追悼碑」が立つ滝野公園で、区内原爆被爆者の会『親江会』主催の追悼式が行われました。

 今年はコロナ禍の中、献花だけでの実施で、若い世代による発表は動画サイトで公開されました。動画では平井西小5年の瀬野凜咲(せのりさ)さんが、被爆者、米澤鐡志(よねざわてつし)氏の体験記『ぼくは満員電車で原爆を浴びた』の感想文を発表しています。

 「広島で母親と乗っていた満員電車で被爆した米澤さんが見た、見てしまった地獄絵図。私は戦争の本を初めて読んだわけではない。けれど、これほどまでに読むのが苦しい本はなかった」。親に頼み、家族で夏休みに広島を訪れ、「そこで見たものは、ボロボロになった学生服、8時15分で止まった時計。原爆ドームを前にして『暑い』と言ってはいけない気がした」と。

写真:原爆犠牲者追悼碑

 瀬野さんは見て、感じ、学び、「私は戦争をしないと決めた後の日本に生まれ今ここにいる。平和な時間がある今だからこそ、戦争で傷ついた人々の姿、家族を失う悲しみ、その現実から目をそらさず、伝え続けていくことが平和への第一歩だと思う」と力強く訴えます。

 戦後75年がたち、戦争を知る世代が高齢化する中、こうした若い世代の尊い想いは、世界を平和な社会へ導いてくれるものと信じています。

江戸川区長 斉藤猛

 

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