喜びと感謝の気持ちあふれる成人式（2月1日）

　先月、令和初の成人式が大勢の新成人参加の下で行われました。朝、会場の文化センターを見上げると、真っ青に澄んだ空が広がり、世界全体が若者たちの晴れの門出を優しく包み込んでくれているかのようでした。

　さて、この成人式とは別に、区内の障害者施設でも「成人を祝う会」が行われています。心がこもった手作りの会は、参加者全員が温かい気持ちになります。

　会では保護者の皆さまがごあいさつをされます。

　「小さい頃は夜泣きがひどく、あやすために夜中の環七を車で毎日走りました。雨の日も、台風の日も。今はそれも良い思い出です」

　「一歳以上に生きる可能性は10％未満と言われました。どうなるのだろうと思ってやってきましたが、この日を迎えられたことを感謝しています」

　「生まれた時の嬉しかった気持ち、成人までのさまざまな出来事を思い出します。泣いたり笑ったり…。たくさんの人の支えで、体も心も成長することができました」

　ここまでに幾多のご苦労があったかと思いますが、お話しになる一言一言には喜びと感謝の気持ちがあふれていました。

　全国で122万人、本区でも7648人の新成人。その一人ひとりに、慈しみ育て、その成長を心から喜んでくれる人がいます。

江戸川区長　斉藤猛