更新日:2023年2月21日
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2023年(令和5年)2月21日 自然動物園でワタボウシタマリンの赤ちゃんすくすく成長中
”母親にしがみつく愛くるしい姿が人気”
江戸川区自然動物園(北葛西3丁目)では、今月1日(水曜日)に誕生したワタボウシタマリンの双子の赤ちゃんがすくすくと成長しており、両親や兄弟にしがみつく愛くるしい姿で来場者の人気を集めています。
1983年に開園した自然動物園は、現在約60種・約680点の動物を飼育しています。入園料が無料で、人気のプレーリードッグやフンボルトペンギンなどを近くで観察できるとあって、平休日を問わず家族連れが来園しています。
「ワタボウシタマリン」は、主にコロンビアなど中南米の熱帯雨林に生息するマーモセット科の小型のサルで、その名のとおり綿帽子のような白い毛が頭頂部に生えているのが特徴。国際自然保護連合(IUCN)が絶滅の危険性が非常に高いとする「絶滅危惧種CR」に指定されています。生殖数は年々減少傾向にあり国内での繁殖が急務となる中、1993年から飼育を開始した同園では、5年連続で繁殖に成功し、現在は誕生した2頭を含め8頭(オス2頭、メス4頭、不明2頭)を展示しています。
今回生まれた双子の赤ちゃんは、オスの「サント(15歳)」とメスの「コニ(9歳)」の間に生まれた子どもで、尾長を除いて体長約6センチメートルで誕生しました。現在、母親から母乳をもらってすくすくと成長中。親にしがみついて生活しているため、性別はまだ確認できていません。一昨年誕生した兄の「ロン」の背中に乗せてもらう様子も見られ、家族で協力して子育てをしていることがわかります。
今日(21日)赤ちゃんは、木々を素早く渡り歩く親から振り落とされないように、背中にしがみつく姿などが見られ、くりくりとしたまん丸な瞳で来場者を魅了していました。ワタボウシタマリンを担当する飼育員・初山瞳(はつやまひとみ/38歳)さんは「母親の背に乗りながら枝に手を伸ばすなど、好奇心が出てきているので、そろそろ自分で食べ物を口に運んだり、木に登る姿を見られるようになると思います。生まれたばかりの頃に比べて目がパッチリ開いている時間も増えて可愛い顔を見られますので、小さいうちにぜひ見に来てください」と話しています。
なお、同園の開園時間は午前10時から午後4時00分まで(土曜日・日曜日祝は午前9時30分から開園/3月から10月は午後4時30分に閉園)。休園日は月曜日(祝日の場合は翌日休園)。入園は無料です。
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