更新日:2025年4月11日
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日光林間学校
老朽化を理由に平成30年度末をもって閉校いたしました日光林間学校ですが、以下の5つの観点から再建が必要であると判断し、改築の検討を開始いたしました。
【教育的視点】
- 自然の中での非日常的な活動は、児童生徒のかけがえのない経験となり大きな思い出となるが、現在利用している民間宿泊施設では行動に制限がかかる。
- 児童生徒の多い学校は宿泊施設を分ける等の措置を講じており、「集団宿泊生活を通じて規律を学び自立を育てる」ための移動教室の意義が薄れてしまう。
- 世界遺産に親しむ機会として、日光という地を訪問させたい。
- 中学校の移動教室は、各校で宿泊先や体験内容が異なり体験格差が生じているため、宿泊先を固定することで体験格差を是正する必要がある。
【保護者視点】
- 物価高騰やインバウンド需要により宿泊費は年々高騰しており、保護者の金銭的負担も比例して増大しているため、抑制する必要がある。
- 中学校は各校で宿泊地や体験内容が異なり保護者負担額にも大きな差があるため、一律に負担を下げることで家庭の経済状況による体験格差を是正する必要がある。
【教員視点】
- 教員の働き方改革が推進されている中、宿泊先や各種体験の選定・手配を各校の教員が担っており、負担が大きいため是正する必要がある。
【区民視点】
- 昨今の物価高騰・宿泊費高騰により旅行がしにくくなっているため、区民がお得に宿泊できる施設があると良い。
- もし林間学校を再建する場合は受益者負担の適正化についてよく検討し、利用しない区民が不公平感を抱かないように配慮する必要がある。
【区の視点】
- 林間学校を再建したとしても、土曜日・日曜日・祝日などは学校利用が無いため、その期間に区民が利用する等して稼働率を上げ、財政負担を抑える必要がある。
以上より、これまでと同様に長く愛される施設として、児童生徒だけでなく区民等の利用も検討し、1年を通して賑わいのある施設を目指します。
日光林間学校の再建概要
- 既存校舎を解体し、建て替えを行います。
- 区内小中学生を対象に移動教室の宿泊地として利用します。
- 小中学生が利用しない日は区民等の利用を検討します。
スケジュール
- 早期の林間学校開校に向けて、校舎は令和11年度末までの竣工を目指します。
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令和12年度から児童生徒ならびに区民等の利用を目指します。
サウンディング型市場調査(民間事業者への調査)【調査は終了しました】
現在想定している事業計画について、効率的かつ効果的に推進していくために民間事業者の方々を対象として、意見やアイディアを募るとともに、市場性の有無、実現可能性などを把握するため、サウンディング型市場調査を実施いたします。
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