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更新日:2022年1月27日

ページID:6147

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発泡スチロール箱方式

はじめに

生ごみの減量から始めました。「(1)食べ残しは、食べきるようにする。(2)土からできたものは土に返す。」を実践。
余分な買い物が少なくなり、食材の無駄がなくなりました。出来るところから始めましょう。

用意するもの(基本編)

鉢等の土 発泡スチロール箱×2
箱の大きさは、みかん箱やりんご箱ぐらいが適当です。
土が一杯になると、箱は重くなります。気をつけて!

やり方

(1)発泡スチロール箱の底に、底が見えない程度に土をひきます。

1箱目:かける土用、2箱目:堆肥作り用

(2)水分(臭い・虫発生の元)をとばした、野菜くずを入れます。

食べ残し・さかな・肉は入れません。
水分をとばすには新聞紙、広告等で作った箱や、ザルに入れる。

箱の中の様子

  • 果物は水分が多いので水切りを良くする、野菜のヘタを小さく切る、皮を薄くむく等の工夫を
  • 茶殻や生花も大丈夫
  • 生ごみをサンドイッチ

(3)土をかけます。(生ごみにかぶさるくらい)

かける土のめやす
4人家族で長さ30センチメートルくらいのスコップ、1から2杯
臭いや虫が発生したら多めに土をかけます

2と3を繰り返しているうちに箱がいっぱいになったら、蓋をして1から2か月間そのままに置いておきます。土の中の微生物が生ごみを分解して、疲れた土を堆肥にします。
蓋を閉めている間に、新しい箱で1,2,3の繰り返し。


土で生ごみをサンドイッチ

箱の中の様子

上手に行うコツ

ベランダに置く方が多いので、箱数が多くなると置場所に困ります。出来上がった堆肥はかける土に使えますが(2順目、3順目に使い、より密度の高い堆肥になります)、何より1番は、生ごみの量を少なくすることです。1順目でも堆肥として植木や家庭菜園の肥料に使えます。

ごみの量

発泡スチロール箱の容量には限りがあります。人参の皮を包丁の背でむく、茄子やキュウリのヘタを小さく切り取る、生花は腐っている部分を切って投入するなどの工夫を。

初心者の注意

初心者は肉・魚・残飯は入れないで。失敗の元です。発泡スチロール箱の処理が軌道に乗ってから考えましょう。生ごみに土をかけて自然の力で堆肥にする、時間のかかる方法です。

水切り

臭いや虫の発生の元になるので、各家庭の事情に合わせて水切りの工夫を。
ザルごとベランダに出しておく、新聞紙に入れて翌日投入するなどで水分をとばした。野菜くずを小さく切る。水分の多く含まれている果物は、実の部分を出来るだけ食べきる。

発酵の状態を確認する

箱の中の土
土を手で握ると、しっとりしている感じが丁度よい。

  • (1)発酵している生ごみに空気を入れるため、かき混ぜている(切り返し)。夏季:1から2週間に1回 冬季:1週間から1か月に1回
  • (2)サンドイッチ状態のまま蓋を閉めた。こだわりを持たず、特に手間もかけない。

(1)(2)どちらの方法でも発酵は順調に進んでいます。箱の底の土は発酵が進んでいるので、切り返しをしてみると状態がわかります。箱が一杯になって蓋を閉めたら1か月は開けません。

分解しやすいもの

野菜の葉、すじ、ヘタ。果物の皮。キャベツの芯。茶殻。
(野菜くずが小さければ、分解も早い。)

分解しにくいもの

小枝。卵の殻。たまねぎの皮。貝。

こんな時

臭いの感じ方には個人差があります。生ごみの処理なので、臭いや虫の発生はあるものと思って。
コツをつかめば、米ぬかの使用など自分流で大丈夫。あとは長く続けることが大切です。

カビの発生(白い綿帽子状態のもの)

発酵が進んでいる証拠
ビックリしたけど失敗ではなく、安心。
黒いカビは、生ごみが腐って発生します。新鮮な野菜くずの投入を。

臭い発生

原因:水分をよく切らなかった。水分の多い果物を入れた。

  • 土を多めにかけて蓋をする。
  • 米ぬかをまぶしたら発酵が早まり消えた。
  • 土を乾かし、お菓子の袋に入っていた石灰を混ぜる。

コバエの発生

原因:温度の高くなるベランダに置いた。投入物が大きかった。水分がよく切れていなかった

  • 土を多めにかけて蓋をする。
  • 新聞紙をいれ(溶けてなくなる)、多めに土をかける。

発泡スチロール箱「ごみ減量」を目的とした実践モニター

発泡スチロール箱方式は楽しい

箱の中で、発芽していた。土が発酵していると分かりうれしい。土の色が黒っぽく変わってきて、変化が見られて楽しい。ごみも減り、土もよみがえり、ガーデニングが楽しくなった。

感想

  • 気の長い人向き
  • 蓋を開けたら、土の嵩が減っていた。2巡目、3巡目のかける土に使う。箱の数を増やしたくないので。
  • 慣れてきたので小さな魚(鰯・鯵など)を入れてみたい。ししゃもの頭は大丈夫だった。多量はこなれにくい。
  • 生ごみの水分の飛ばしすぎか、土がサラサラ。発酵はしている。手間をかけずに投入したら解決した。
  • 夏、果物を多く入れたためか、土はしっとり。虫が発生している。

このページに関するお問い合わせ

このページは環境部清掃課が担当しています。

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