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更新日:2022年1月27日

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ミミズ箱方式

モニターが行っている方法

シマミミズに野菜くずなどを食べさせて、ミミズのふんや液肥を肥料として利用します。

床の作り方

ミミズふんをバケツの7分目程度まで入れ、水を加えてしみ込ませ、ミミズ箱に移していきます。
ミミズふん対水=3対1の割合とします。
ミミズふんがない場合は、庭の土などでも大丈夫。(化学肥料の使われていないもの)

エサ(生ごみ)の与え方

  • (1)エサの量は、ミミズの重量の半分程度が目安。(箱に入っているミミズの量が500グラムならエサは1日あたり約250グラム)
  • (2)薄く広げて置いたエサの上に2から3センチ幅に裂いて十分に濡らした新聞紙をふわっと置きます。エサを追加するときは、かぶせた新聞紙を端に寄せ、付属の熊手で表面全体を軽くほぐし、空気を入れてからエサを置くようにします。
  • (3)ミミズはメロンの食べ残しなど甘いものが大好きです。野菜くずや果物の皮などは、ミミズが食べやすいように薄く切って与えます。塩分や油分を含んだ残飯や、動物性の生ごみ(肉・魚)は苦手です。
  • (4)汲み置いた水を新聞紙の上からかけてあげます。(1日200から500ミリリットル)夏以外は週に2から3回でもOKです。

新聞紙の役割

  • ミミズの好きな湿っぽい環境を保ちます。
  • ミミズの苦手な光を遮ります。
  • 冬場、土温が下がりすぎるのを防ぎます。
  • ミミズのえさになります。

ミミズの寿命と繁殖

  • (1)シマミミズは3から4年の寿命があります。
  • (2)シマミミズのタマゴは黄緑色をしたレモン状で3ミリ位の大きさです。春と秋にタマゴを産み、約3か月で成虫になります。

ミミズ箱方式の特徴

  • ミミズと箱を購入後は費用がかかりません。
  • 一戸建てや集合住宅でもできます。
  • ふんと液肥は良質な肥料になります。
  • ミミズのふんには強力な脱臭作用があり、生ごみの臭いがしません。
  • 生き物たちとともに生きている実感が味わえます。
  • 一度にたくさんの生ごみ処理はできないので、世帯員の少ない家族向きです。(世帯員の多い家族は、他の方式と併用しています)
  • 野菜くずを細かく刻んだりするなどの手間が少しかかります。

モニターの実践例 原因及び対応策

Q コバエが多く出てきました。

A エサが痛み始めています。割りばしや付属の熊手でエサの表面をほぐし通気をよくしてください。

Q ごきぶりがミミズ箱の中に侵入しました。

A ごきぶりは濡れたところを好みません。乾きすぎないよう水分調整に気をつけましょう。

Q 水アブが発生しました。

A 水アブは腐敗したものに湧きます。放置しておくとミミズが弱ってしまいますので、水アブが湧いて盛り上がった山と痛んだエサを即刻取り除いてください。

Q ヒメミミズ(長さ1から2センチの真っ白な虫)が増えて困っています。

A ヒメミミズは、ミミズ箱方式を始めた最初の年は出やすいです。基本的にはいても問題ありません。湿った固まり状のエサは酸性に傾きやすく、ヒメミミズが発生しやすくなります。発生するとなかなか減りません。液肥を繰り返しかけると数は減っていきます。わらなどの燃え灰をかけても効果があります。ただし、刺激が強いのでミミズの体に直接かけないようにします。シマミミズをほとんど見かけないようでしたら追加しましょう。

Q 小さな歩き回る1ミリぐらいの虫を発見しましたが。

A それはトビムシという土壌動物です。生ごみリサイクルの協力者で問題ありません。

Q 雨が降った日にミミズが外へ出てしまいました。

A ミミズは雨の降る夜にエサを求めて移動します。箱の中にエサが少なかったと考えられます。野菜くずなど、ミミズの食べるエサがあるかどうか確認してください。

Q ミミズがあまり太りません。

A ミミズの食べられるエサが足りないからです。野菜くず・果物の皮などを細かく切って与えてみてください。ミミズはよく食べます。

Q ミミズを増やしたいときは。

A ミミズは容器で飼うと、容器の容量に合わせて自然淘汰され、増えすぎることはありません。木の箱や発泡スチロール箱などを利用して、ミミズを分家させると、容量に合わせて増えていきます。

モニターを実施した意見・感想

  • ミミズが苦手な私でも大きなトラブルもなく、楽しく続けられたのは、情報交換や学びあう場があったからだと思います。少しでもミミズ式生ごみリサイクルの輪が広がっていくよう願っています。
  • このリサイクルを実践したことで、日々の生活を見直し、多くの生き物たちと共に生きる暮らしの大切さを、子どもたちにも伝えることができればと思っています。

ミミズ箱方式

このページに関するお問い合わせ

このページは環境部清掃課が担当しています。

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