更新日:2022年1月27日
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密閉容器バケツ方式
この方式は?(モニターが行っている方法)
(1)米ぬかをまぶして水分をとばした生ごみを、密閉容器バケツに入れる
(2)白いカビが生えてきたら、土と一緒に通気性のよい袋に移しかえる
という、二段階で処理をする方法で、
- 比較的小型の密閉できる容器を使うので、台所など室内に置いて手軽にできる。
- 場所を選ばず、スペースをとらないので、庭がない集合住宅でもできる。
- 生ごみの分解が早いので、堆肥が早くできる。また、液肥も使用できる。
- 処理する生ごみの種類を選ばないので、可燃ごみの量をかなり減らせる。
などの特徴があります。
さあ、あなたも挑戦してみましょう!
用意するもの
- 水切りのできる中ザル付き密閉容器(2個あると便利)
- 米ぬかや微生物資材
- 新鮮な生ごみ、料理くずや残飯など土に還るもの
- 新聞紙(容器の汚れ防止と水分調節)
- ガーデンバッグや発泡スチロール箱、衣装箱など(2次処理に使用)
経費のめやす
- 密閉容器バケツ 1個1,500円程度
- ガーデンバッグ 1個6,000円
- 米ぬかや微生物資材 1か月500円程度
やり方
- (1)チラシ等で作った箱に米ぬかと生ごみを入れて、よく混ぜる。一晩置いて水分をとばす。(生ごみ、残菜は新鮮なものを入れます)
- (2)新聞紙を2枚広げ、中容器に敷く。土を入れる。
- (3)生ごみを密閉容器に入れる。大きい生ごみ(スイカやメロン)はカット
- (4)微生物資材を上から20から30グラム入れる。⇒フタをしめる。
- (5)ガーデンバックに移しかえる。上からどんどん材料を足して堆肥を作ることができる。虫や臭いの対策に土を投入⇒発酵して温度が上がる。(ベランダに置く時はブロックやすのこの上に)
- (6)上下ファスナー開閉式なので、できた堆肥を下から取り出して使える。
上手に行うコツは?
生ごみ
(1)細かく刻む
(2)米ぬかをまぶす
(3)水分をとばす
土と混ぜたら
よく空気を含ませる
においや虫が発生した!発酵や熟成がうまくいかない!こんなときは?
- においや虫が発生したら、微生物資材や土を多めに入れて様子をみましょう。
- コウカアブやミミズなどは、生ごみを分解してくれる虫で害虫ではありません。発生しても心配はいりません。
- 生魚は火を通すと安心です。肉や魚、カニの殻などには米ぬかをよくまぶしましょう。
- 冬のガーデンバッグの保温は毛布などで。また、水分が足りないとうまく発酵、熟成しません。カラカラにならないように水分補給をしましょう。
- 生ごみの処理なので、多少のにおいはつきものです。ご近所への配慮も忘れずに。
コツをつかめば、上手にできます。失敗してもあきらめないで続けましょう!
分解しやすいもの
- 野菜くず
- 果物の皮
- 茶がら
- 花 など
分解しにくいもの
- 貝類や卵、カニなどの殻
- 魚や鶏肉の骨
- 野菜や果物の芯や種
- 枝豆や玉ねぎの皮 など
こんな工夫をしています
- チラシ箱の代わりに、洗剤の空き箱やフタ付きのザルを使用。混ぜやすくて保存も便利です。
- 乾いた土を使用すると、水分調整が簡単です。
- ミカンの皮を入れると香りがよく、においが気になりません。
どんな堆肥ができるかな
- ガーデンバッグは中身が増えると重くなります。取扱いに注意しましょう。
- 一杯になっても、熟成するとかさは減ってきます。できた土をまた使用していけば、堆肥が増えすぎることはありません。
- 貝類やカニの殻、魚や鶏肉の骨などが、分解しないで残っていたら、細かく砕きましょう。
- できた堆肥を利用して育てた野菜や花は、丈夫で元気がよく虫がつかないと好評です。これをきっかけに家庭菜園やガーデニングを始めた方もいます。今まで捨てていた生ごみから作った良質の堆肥を利用して、美味しい野菜を作ったり、綺麗な花を咲かせたりしてみませんか。
モニターの感想
- 家庭から出る生ごみのほとんどをリサイクルできるので、可燃ごみの量がかなり減りました。ただし、食材を使い切る、食べ残しをしないなど、生ごみ自体を減らす努力が大切ですね。
- モニターを経験して、身近な生ごみから資源利用できることに喜びを感じました。また、生ごみ以外のごみやリサイクルについても意識するようになりました。物を大切にする気持ちを子ども達にも伝えていきたいです。
身近なところからごみ減量や環境保全活動ができます。さあ、あなたも挑戦してみましょう!
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